「お金に関するすべてに困っています」
こう語るのは、大阪府に住む20代後半の男性キャリコネニュース読者だ。男性はメーカー(電気・電子・機械系)で働く正社員。年収は400万円あるものの、月の手取りは16万9000円と20万円に満たない。日々どのような生活を送っているのか、男性の投稿を紹介する。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「衣類はもう10年以上買っていません」
男性の投稿からは、かなりシビアな食生活を送っていることがうかがえる。
「食事は1日200円に抑えます。うどんに冷凍の野菜を少し入れて、夜遅めに食べて空腹を感じないように寝る。衣類はもう10年以上買っていません。車を持とうにも、駐車場などの維持費なんて払うのであれば、食費にまわしたいので諦めてます」
つまり1か月の食費はわずか6000円ほどという計算になる。被服費や車両費を支出していないとなると、残る大きな出費は家賃や光熱費、通信費あたりだろうか。もしかすると多めに貯蓄できるよう努めているのかもしれない。家計の内訳が気になるところだ。
男性は現在独身だが、
「こんな生活であれば、この先も困難が待ち受けているので。交際はおろか結婚なんて。(苦労を)見越してしまえば、これも諦めざるを得ないです」
とも書いている。年収自体は400万円あるので悲観的すぎるような気がするが、賞与は会社の業績や方針次第で削られる可能性もあるので心もとないのだろう。また、
「せめて29歳、もう周りからは30歳と言われるのですから、それなりの手取りが欲しいです」
と切実な想いを綴っていた。