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JR高輪GW駅前でワイヤレス給電技術を活用した充電スポットの実証実験

2022年04月14日 09:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
東日本旅客鉄道とベルデザインが推進する「品川開発プロジェクト(第I期)」は共同で、JR東日本の高輪ゲートウェイ駅において、再生可能エネルギー・ワイヤレス給電技術を活用した屋外充電スポットの社会実装に向けた実証実験を開始した。


今回の実証実験で使用する屋外充電スポットは、ベルデザインが開発した「POWER SPOT」を活用している。「POWER SPOT」は、ベルニクス社の電磁誘導方式技術用い、生み出した50Wワイヤレス給電プラットフォーム。この「POWER SPOT」により、同社はケーブルに縛られない新たな給電プラットフォームの実現を目指している。

これまで、屋外での給電・充電スポットは、コンセント・コネクタからの雨・埃などの侵入による感電・漏電の恐れ、機器の破損の問題があり、設置が困難という課題があった。しかし、POWER SPOTは、ワイヤレス給電技術を使った完全防水構造の実現により、感電・漏電を防ぎ、屋外でも安全・安心に利用することが可能となった。



屋外充電スポットは、高輪ゲートウェイ駅改札前に1台設置。蓄電池をテーブルに内蔵しており、円卓には6名が座ることができる。ワイヤレス充電スポットは3箇所。充電可能なアイテムは、Qi対応機種のスマートホン、POWER SPOT対応製品。実証実験の期間は3月4日~8月31日まで。


2024年度のまちびらきを目指す品川開発プロジェクト(第I期)は、「Global Gateway」の開発コンセプトのもと、高輪ゲートウェイ駅前の開発を進めている。今回の実証実験では、高輪ゲートウェイ駅前で進められる将来のサステナブルなまちづくりに向けた取り組みの一環。POWER SPOTの「いつでも、どこでも、ケーブルレスで電源にアクセスできるストレスフリーな新たなライフスタイル」を実際に体感できる。(フォルサ)