レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、F1オーストラリアGPでマックス・フェルスタッペンがリタイアする原因となったトラブルは、開幕戦バーレーンで発生したものとは異なる問題であると述べ、解決するのは簡単なことではないと示唆した。
オーストラリアGPでフェルスタッペンはフェラーリのシャルル・ルクレールに次ぐ2番手を走行していたが、残り20周のところでトラブルが発生、コース脇でマシンを停止した。今シーズン3戦のなかで、バーレーンGPに続く2回目のリタイアだった。
バーレーンでは燃料システムに関連するトラブルでリタイア。オーストラリアGPのトラブルについて、レース直後にレッドブルは燃料漏れが起きたと説明していた。
オーストラリアGP決勝直後、チーム代表クリスチャン・ホーナーはメディアに対し、「データで異常を確認しており、マックスも臭いがすると言っていた」とコメントした。
「燃料システムの問題のようだ。タンクの外側だ。これから調査を行う」
「パーツを日本(のHRD)に戻し、できるだけ早く問題について理解したい」
その後、マルコは『Speedweek』に対して調査結果について語った。詳細は明かさないものの、トラブルはバーレーンでのものとは異なるということだ。
「マックスのマシンに起きた燃料漏れの原因を明らかにすることができた」とマルコは言う。
「この件は非常に複雑だ。バーレーンのトラブルとは全く異なる問題なのだ」
マルコは、次戦エミリア・ロマーニャGPまでに問題が解決するか、もっと時間がかかるのか、という質問には答えなかった。
フェルスタッペンは3戦中2戦をリタイアしたことで、現在ドライバーズ選手権で6位に沈み、ポイントリーダーであるルクレールとの差は46点に拡大している。