南米大陸を代表するカテゴリーとして“世界最速のFFツーリングカー選手権”を標榜するスーパーTC2000(STC2000)で、現在トヨタのファクトリー活動を展開するTOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ(TGRA)は、TCR規定を統括するWSCグループが実施したグローバル・ホモロゲーションの承認プロセスに参加。トヨタ・ブランドから新たなTCRモデルとして登場予定の『トヨタ・カローラGR SPORT TCR(仮称)』が、本格的な世界デビューに向け着実に歩を進めている。
同じく、イタリアの小規模コンストラクターであるテクノドン・スポーツが開発した『フィアット・ティーポTCR』と同時に、今回ホモロゲ取得プロセスを開始した『トヨタ・カローラGR SPORT TCR』は、すでに“母国”アルゼンチンでシェイクダウンテストを済ませており、この2022年にも南米でのレースデビューが見込まれている。