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今年も攻めるバイクのBMW! 新型「K1600」シリーズの特徴は?

2022年04月12日 11:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
2021年に国内の新規登録台数で過去最高記録を更新するなど絶好調のBMWモトラッド。2022年も攻めの姿勢を見せるが、中でも注目したいのが「K1600シリーズ」の2022年モデルだ。市販バイク唯一の並列6気筒エンジン搭載車はどう進化するのか。実車を確認してきた。


○最新テクノロジーの融合でさらなる高みへ



2021年はBMWのバイクで初のMモデルとなる「BMW M1000 RR」や「GSシリーズ」の40周年を記念した「F750GS/850GS 40 Years GS Edition」など、実に16車種のニューモデルを発表したBMWモトラッド。国内の新規登録台数は5,866台となり、同社の年間最高記録を更新した。2010年比で2倍以上の台数だ。



絶好調のBMWモトラッドは2022年も攻めの姿勢を見せる。大注目の新型電動スクーター「CE04」をはじめ、魅力的な新車を続々とラインアップに加える予定だ。中でも今回は、新型「K1600」シリーズに注目したい。


車種によってキャラクターは異なるが、K1600の最大の特徴は「シルキーシックス」と称される四輪譲りの6気筒エンジンを搭載していること。過去にはホンダ「CBX1000」など、他メーカーも並列6気筒エンジン搭載車を販売していたが、現在はBMWモトラッドのみとなっている。BMWの代名詞ともいえる6気筒が二輪で味わえる希少なフラッグシップモデルだ。


新型モデルのエンジンは基本設計を据え置きしつつ再チューニングを施し、もともとスムーズだった性能をさらに磨きあげ、ヨーロッパの排ガス規制「ユーロ5」にも適応させたとのこと。性能と環境の両面で、より熟成の進んだエンジンとなっている。

気になる走行面だが、フロントサスペンションシステムには高いねじれ剛性と素直なハンドリング性を特徴とする「デュオレバー」を装着。1,600ccの大型エンジンを搭載しながらも、スポーティーな走りとラグジュラリーで快適な乗り心地を高次元で両立させているそうだ。



デザインを一新したヘッドライト周りにも世界最先端のテクノロジーを導入。最新型のフルLEDアダプティブ・ヘッドライトは、バイクが傾いてもライトが水平を維持し、曲がる方向を照射し続ける。凸凹道で車体が前後に揺れる場面でも光軸はぶれることなく、常に最適な照明をキープするため、夜間の安全性能もかなり向上しているはずだ。


なお今回は、バガースタイルの「K1600B」とアメリカンクルーザーの「K1600GA」に、二輪の量産車として世界初となる水転写による特別塗装を施すオプションを用意。この美しい色を選べば、公道で特別な存在感を放てること請け合いだ。


新型K1600シリーズの発売は4月22日。販売価格はモデルにより異なり、最安値は「K1600GT」の335.5万円からとなっている。


安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。twitter:@andYSYK。 この著者の記事一覧はこちら(安藤康之)