秘書って過酷……と仰天するような投稿が、キャリコネニュースに届いた。かつて社長秘書として働いていた東京都の40代女性(事務・管理/年収450万円)は、
「取引先や気に入らない人に返事を遅らせたりする嫌がらせをして『困らせてやりましょう』が口癖だった」
と社長の傍若無人ぶりを赤裸々に綴った。(文:okei)
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「肉でなければ駄目」など社長の偏食に合わせるランチミーティング
それは「面接時の話とは落差のありすぎる」会社だった。
「社長のプライベートのお世話をするのは『帰郷時の航空券手配くらい』だと聞いていたが実情は酷く、10名ほどの社員に対する感情的で執拗な言動に驚いた日々だった」
と女性は明かす。まず「毎週2回のランチミーティング」が最悪だった。
「私一人でお弁当の手配を全社員+外部関係者の15名分、毎週2回おこなっていたが、肉でなければ駄目など社長の偏食に合わせる必要があり、社長の嫌いな品目が入っていると、陰湿にいつまでもグジグジ言われ、週明けでもまた言われ……がずっと続いた」
さらに「派遣社員の方でも『お昼休憩』とはならず、ミーティングに参加させられ議事録を書かされていた」というから、これも「困らせてやる」行動の一環だったのかもしれないと疑いたくなる。
書類ひとつで「全社員が聞こえる大声で激高」
そのほか社長のプライベートにも振り回される日々が続いていたある日、女性は書類ひとつで「会社内の自席で全員が十分聞こえるレベルの大声で激高された」という。
「くだらない理由だったが耳が閉じてしまったため何を具体的に言われたか、もう覚えていない。これで辞める決心がついたし、この頃人生で初めて横断歩道で『めまい』を経験したため、恐怖だった」
「辞める時もグダグダと言われ、私のせいにされたため『はいはい、私の能力不足です』と呆れた状態で辞めた。勤続年数1年3か月程度。これは最長レベルと周囲にお褒めいただいた」
と散々な経験を振り返っていた。