4月9日、静岡県の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝レースが行われ、1周目から波乱の展開となるなか、3番手スタートの野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)がトップチェッカー。嬉しいスーパーフォーミュラ・ライツ初優勝を飾った。2位は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、3位は平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)となった。
8時50分から行われた公式予選から3時間強のインターバルで迎えた第1戦の決勝。午前に続き晴天だったものの、引き続き風は強いなか12時30分に決勝レースがスタートした。最前列となった川合孝汰(Rn-sports 320)、太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)とも初めてのスタートではあったが、「路面に“食われる”かたちになってしまいました」とタイミングは良かったが加速が遅れてしまう。
一方、ポールスタートだった川合は太田との競り合いのなかで太田のタイヤがフロントウイングに当たったか、ペースが上がらず、後方から菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が接近していく。7周目、TGRコーナーで菅波を背後につけながらブレーキングした川合だったが、大きな白煙が。1周目の太田との接触で破損していたフロントウイングが大きく壊れ、川合はピットへマシンを戻した。
マスタークラスは、序盤から今田信宏(JMS RACING with B-MAX)とDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が順位を入れ替えながらバトルを展開していったが、9周目のTGRコーナーで2台が接触。今田はスピン、DRAGONはフロントウイングを破損し、2台ともにピットイン。しっかりと21周を走りきった植田正幸(Rn-Sports 320)が開幕戦を制した。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦富士 決勝結果 Pos.No.DriverCarEngineLapsGridQualify135野中誠太PONOS Racing TOM’S 320トムスTAZ312131’33.38221木村偉織HFDP WITH B-MAX RACINGスピースA412141’33.401338平良響Kuo モビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ312151’33.492437小高一斗Kuo モビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ312171’33.259550菅波冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320スピースA412181’33.834663平木玲次HELM MOTORSPORTS 320東名TB14F3 20202191’34.053736古谷悠河Deloitte. HTP TOM’S 320トムスTAZ312161’33.742862平木湧也HELM MOTORSPORTS 320東名TB14F3 202021101’34.370911植田正幸(M)Rn-sports 320スピースA4121131’36.1921230DRAGON(M)TEAM DRAGON B-MAX 320スピースA4110121’35.705114今田信宏(M)JMS RACING with B-MAXスピースA419111’35.576R10川合孝汰Rn-sports 320スピースA41711’33.248R2太田格之進HFDP WITH TODA RACINGスピースA41021’33.378 天候:晴れ 路面:ドライ ファステストラップ:小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320) 1'34.717 21/21