SMBCコンシューマーファイナンスは3月、「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022」の結果を発表した。調査は2月にネット上で実施し、1000人から回答を得た。
結婚や出産・子育てに前向きになれる世帯年収額は、6割近くが「600万円」で最多となった。
出産・子育てに前向きになれる年収も、「600万円」がトップ
ライフイベントと収入事情に関する質問として、結婚しようと思える世帯年収額を聞いたところ、「年収400万円」が31.2%、「年収500万円」が48.2%、「年収600万円」が59.2%となった。前回調査では半数以上の人が「年収500万円」と答えたが、今回は年収600万円と結婚へのハードルが上がっている。
1人目の出産・子育てに前向きになれる世帯年収額はいくらか尋ねると、「年収500万円」が37.6%、「600万円」が50.4%となった。年収が600万円あれば、結婚や子育をしようと思える人が多いようだ。また「年収がどんなに多くても、したいと思えない」は 19.9%だった。
現時点の貯蓄額を聞くと、「50万円以下」が22.9%で最多、「0円」が16.6%、「50万円超~100万円以下」が13.4%、「1000万円超」が12.9%、「500万円超~1000万円以下」が11.3%と続いた。平均額は291万円で、前回の調査より8万円増加した。