文化放送キャリアパートナーズは4月7日、「2023年卒ブンナビ学生調査」の結果を発表した。調査は3月に実施され、2023年卒業予定の学生461人から回答を得た。
2023年卒業予定の学生に内々定の数を聞くと、73.1%が「0社」と回答した。「1社以上」との回答も26.9%にのぼり、現時点で四分の一以上の学生が内々定を保有していることが分かった。
「相手から取り消す場合もゼロではないため、こちらも選ぶ権利がある」
一方就職活動の状況について聞くと、わずか5%しか「就職活動終了した」と回答しなかった。内定を得ていても就職活動を続ける、とした学生は18.8%となった。
内定承諾連絡の拘束力についての質問では、「必ず入社しなければいけない」が15.4%、「可能な限り入社しなければいけない」が44.9%。ただ「断る可能性も視野に入れて承諾できればいい」が32.5%、「とりあえず承諾しておけばいい」が7.2%と約4割の学生がそれほど拘束力を感じていないことがわかった。
「断る可能性の視野に入れて承諾できればい」「とりあえず承諾しておけばいい」と回答した学生にその理由を聞くと
「法的拘束力がないため」 「普通、複数の企業を受けているであろうため、断る可能性は十分あると考えるため」 「相手から取り消す場合もゼロではないと感じる。そのためこちら側も選ぶ権利があるのではないか」
といった回答が寄せられた。