青山剛昌原作による劇場アニメ「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」の「完成“披露宴”試写会」が、本日4月5日に東京・東京国際フォーラムで開催され、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、降谷零=安室透役の古谷徹、高木渉役の高木渉、エレニカ役の白石麻衣が登壇した。
【大きな画像をもっと見る】4月15日に公開される「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」。本日のイベントは「完成“披露宴”」と題し、披露宴をイメージしたステージの上で行われた。最初に登場したコナンは次々とステージに現れるキャストにフラワーシャワーを浴びせ、白石が登壇した際には腕を組んでエスコートする姿を披露した。
完成披露試写会の当日を迎え、高山は「久しぶりに緊張して、この2・3日寝られなかったんです。本当に今ホッとしています。皆さんの顔が見られて、『今日からやっと始まるんだな』という思いでいっぱいです。すごく今感動しています」と率直な思いを述べる。山崎は高山、高木、そして高木刑事の恋人である佐藤美和子役の湯屋敦子と同じ回の試写を観たと言い、「最初はみなみさんと湯屋ちゃんと私の3人で近いところに座ってたんですけど、渉くんが後ろのほうで観ようとしているから『ちょっとほら! 佐藤刑事ここに居るからおいでよ!』って言って、みんなで観て。でも(上映が終わって)本人は照れくさかっただろうなと思った(笑)。終わってから湯屋ちゃんに『ヒュー! ヒュー!』って言っちゃうくらい、2人が熱々だった」と本編の内容を交え、試写を観た際のエピソードを語った。
2016年公開の「名探偵コナン 純黒の悪夢」、2018年公開の「名探偵コナン ゼロの執行人」と、作品の公開を重ねるごとに人気が増していく降谷零・安室透を演じる古谷。「本当に困っちゃいますよね。映画に出るたびに観覧車の上で格闘したり、モノレールの走行路を愛車で走っちゃったり……今度は何!?みたいなプレッシャーはありました」と話し出すと、高山に「そこなんですか? プレッシャーって!」と突っ込まれる。そして今作での安室については「新たなスキルを発動している」と今回も活躍する様子を匂わせた。
降谷零のほか、松田陣平、萩原研二、諸伏景光、伊達航の警察学校組が登場することでも話題を呼んでいる今作。古谷は「同期組(のキャスト)だけで丸一日かけてアフレコすることができたんです。演じている声優たちも気心知れたメンバーなので、とても楽しくできました」と述懐。またその現場に収録予定のない高山が訪れ、スタッフ・キャスト全員に水ようかんを差し入れたという裏話も披露した。
「名探偵コナン」劇場版25作目にしてキーパーソンを担った高木刑事役の高木。「もともと名もない刑事だったのに、そこから劇場版である意味“お当番回”を作っていただけるなんて夢にも思っていなかった」と喜びをあらわにする。また今回の映画でロシア人美女のエレニカ・ラブレンチエワを演じる白石。自身とは真逆のタイプだというエレニカについて「カッコよくて真っ直ぐな女性。魅力的な部分がたくさんあるので、映画を通じて皆さんにも観ていただけたら」と思いを語った。
さらに映画の注目ポイントやセリフについて問われた高山は「過去の警察学校組のシーンがあるんですが、ほかにも過去の“いいシーン”があるんです。そして、思わぬ人との出会いのシーンが……最高です。期待していてください」、山崎は「高木刑事が佐藤さんに自分の思いをぶつけるところ、あの熱さが好きです。キュンとしました」とそれぞれコメント。古谷は「警察学校同期組の仲間たちが、大きなスクリーンで生き生きと活躍しているシーンがイチオシ」と語り、続けて「1つだけ思いを込めて、“セクシー”に言ったセリフがあるので探してください」と観客へアピールした。高木は悩みながらも「本当に警察学校組の先輩がカッコいい! とにかく男の友情、絆というか。もうあの5人がいたら日本は大丈夫ですよ」と太鼓判を押した。
イベントの後半、今回の「完成“披露宴”試写会」のイベント名にちなみ、「これから“披露”していきたいと思っていること」について聞かれると、山崎は「いつか新一との披露宴を……」と口にし、会場からは大きな拍手が贈られる。それを聞いた高山は「このペースでいくとあと30年くらいかかりますね(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。
(c)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会