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<吉村崇インタビュー>スタッフから「マウント取られる」 予想の斜め上をいくグルメ番組続投もいまだ一品も食べられず

2022年04月04日 20:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

グルメ番組なのに、まさかの事態…? インタビューに応じた吉村崇(C)テレビ東京
4月7日(木)スタートのテレビ東京系バラエティ番組『タクシー運転手さん 一番うまい店に連れてって!』。全国2000人以上のタクシー運転手さんに総力取材、知る人ぞ知る絶品グルメを番組スタッフがタクシーに乗って案内してもらうが、その様子をスタジオで見守るのが“運転手”の吉村崇(平成ノブシコブシ)と“乗客”の3時のヒロインだ。その吉村がインタビューで「マジでこの番組すごい」と唸ったエピソードや自身のお店選びの方法などを語った。だが番組にはいささか不満もあるという。

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2021年に2度の特別番組を放送、その反響を受けてこのたびレギュラー化が決定したことに吉村崇は「驚きましたよね、本当に」とまず率直な一言。そして「特番のときも楽しくていい番組だなと思ったんですけど、他の実力者に代わることなく、ありがたいことにそのまま出演させてもらえることになりました」と自身の出演継続にも安堵した様子だ。さらに先日タクシーに乗車したところ運転手から「美味しいところ知ってますよ」と声をかけられたそうで「マジでこの番組すごい」と吉村。「もしスタッフさんに会ったらぜひお願いします」と返したが、車中は盛り上がったという。


そんな吉村は実際にタクシー運転手に美味しい店を紹介してもらうことも。特に地方に行った際に「ここら辺で美味しいところありますか?」と尋ね、観光客に人気の店や地元ならではのラーメン店などを教えてもらったそうだ。「アプリを見るのがそんなに得意じゃない」という吉村にとって地元をよく知るタクシー運転手は力強い味方らしい。しかし新潟ではラーメン店をリクエストしたものの、運転手からおにぎり店を強く勧められてラーメンを食べられなかったハプニングも経験した。


番組を「足で稼ぐグルメ」と表現する吉村は、「僕らが知ってるにわかな知識じゃない。たとえば東京のスタッフさんからしたら、北海道だったら特産品の魚介や野菜を思い浮かべる。でもそれを覆してくる。予想を裏切ってそれを超えてくる。この番組でないと発見できない」と舌を巻く。また番組の魅力はグルメそのものだけでなく、運転手や店主らの人間ドラマにもあるが、吉村は「僕だったらあそこまでのストーリーを引き出せない。意外とずぼらで野蛮なスタッフがぐいぐい行くのでいい攻め具合だと思いますよ(笑)。その人の人生まで観ることができる」と番組スタッフの取材力には信頼を寄せているようだ。


しかしいささか不満もあるようで、同番組はグルメ番組でありながらスタジオで見守る吉村や3時のヒロインらは一品も口にすることができない。美味しそうなグルメの数々を視聴者と同じく目や耳で堪能するわけだが、吉村は「(特番の)ゲストで土屋太鳳さんが来てくださったんですが、一品も出なくて、恥ずかしくて。でも土屋太鳳さんの差し入れはみんな食べるんですよ」とこぼす。さらに「現場にロケに行ったディレクターさんが『自分食べたんですけど。食べてないんですか?』って空気出してきてマウント取られるんですよ。ちょっとイラっとしますね」とぼやいた。


日頃の店探しは知り合いからの情報を頼りにするそうで「オリラジの慎吾は結構食通なんですよ。早くから売れて先輩に可愛がられてきた人間ですからね」とオリエンタルラジオの藤森慎吾の名前を挙げた。自身が食事に案内する際には「いくつか選択肢がありますね。肉だったらここ、お寿司だったらここ…。異性と行くときは個室のお店ですね。味よりも空気を優先します」と明かす。


そんな吉村はグルメについて「年々興味を持ってきますね。歳を重ねると美味しいものを食べたくなるし、あと何回食べられるんだろうって食事の回数を数え始めるんですよ。そうなると一発一発に重きを置きたい」と意気込む。レギュラー番組ではどのような絶品グルメが、スタジオの吉村らを唸らせ、食べてみたいと困らせるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)