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SixTONES 松村北斗&京本大我、ファッション&美容雑誌でも引く手数多 それぞれが見せる美麗な表情と表現力

2022年04月02日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

SixTONES

 このところ書店をジャックするかのように相次いで雑誌の表紙を飾るSixTONES。定番のアイドル誌やテレビ誌に6人揃って登場するほか、女性向けファッション誌やメンズビューティー誌とジャンルも幅広い。グループ、ソロともに、SixTONESの人気ぶりは店頭からも伝わってくる。今回は、その中でも相次いで表紙や誌面で特集されている松村北斗と京本大我にフォーカスし、彼らが登場した雑誌を振り返りながら、その魅力に迫ってみたい。


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 松村が単独表紙を飾り、完売を叩き出したのが『ViVi』3月号特別版。2022年1月21日に発売され、1月28日には同誌公式Twitterで完売が知らされた。同誌が主催する「国宝級イケメンランキング」で、松村は2017年下半期NEXT部門にランクイン。2021年には上半期・下半期NOW部門で1位になり、登場からわずか4年で“国宝級イケメン”殿堂入りを果たした。


 『ViVi』3月号では「ほっくんの夢2022」と題して、松村の夢を誌面上で叶えた。ジェンダーレスなスタイルにイラストレーターとのコラボと、松村らしいポップな世界観を見せてくれた。続く『GINGER』4月号、『MORE』4月号スペシャルエディション版でも単独で初表紙を飾った。


 『MORE』では“ふたり暮らし論”として特集され、寝起きから部屋でのリラクシングタイム、ドライブにお散歩シーン……オフの日の2人だけの時間を彷彿とさせるもので、柔らかくて爽やかな松村の表情に癒された人も多いはず。一方の『GINGER』では少々辛口で色気のある表情を見せる。クロシェ編みのバケットハットを深くかぶり、白のワントーンの上下に鮮やかなグリーンのニットカーディガンを合わせたスタイルは新鮮に映った。


 さらに『CLASSY.』5月号でもキリっとしたスーツスタイルで表紙を飾り、もはや同誌の名物ともいえる「後輩の松村くん」シリーズも。松村が会社の後輩社員という設定で、今回は国内出張が舞台。字面だけでもドキドキするが、その期待を裏切らないネクタイをキュッと締めたスーツ姿で登場。パリッとした白いYシャツが眩しく、袖からチラッと覗く腕時計は聡明さの中にそっと色気を放つ。仕事を終えた後のランチタイムではくるくると表情を変え、そのショットはまるでドラマのワンシーンのよう。もし職場に彼がいたら……語彙力に加えて妄想の止め方も奪われた。


 そして約6年ぶりの登場となった『25ans』5月号では、特別表紙を飾っている。タイトルロゴを覆うようにChristian Diorのジャケットを着た松村が写る。誌面の内容をそぎ落とし、「最高にラグジュアリーな松村北斗(SixTONES)」、下段には「Hokuto Matsumura」とだけ記された潔い表紙デザイン。特集ページではGUCCIのシルクサテンのスリーピースに白いブーツを着用。この他にもセリーヌ オム バイ エディ・スリマンのハードめな革ジャンなど、次々とハイブランドを難なく着こなしてみせた。洋服の特徴を見せるモデルとしての要素もありつつ、SixTONESのメンバー、俳優という肩書きを持つ松村と、ハイブランドとのコラボレーションであるかのような勢いと迫力がある。特に注目したいのは、鋭く強い視線で映るモノクロページ。顔面左側を覆う陰影、高貴なシルクの光沢に負けることなく輝きを放つ。息を呑むようなワンショットだ。


 一方、京本大我は1月28日発売の『FINEBOYS+plus おしゃれヘアカタログ 2022 SPRING-SUMMER』でカバーボーイを務めた。昨年4月には国内唯一のメンズビューティー誌『FINEBOYS+plus BEAUTY』vol.3にも登場し、“ジェンダーレスな正統派美男子”と紹介された。前述のヘアカタログでは、ヘアアレンジを4パターン披露。内・外巻きをミックスさせたスパイラルウェーブマッシュに、ナチュラルセンターパート、ドレッシーなオールバック、リラクシングタイムにぴったりなウェットスタイルと、ヘアも表情も変えた見事な七変化を披露した。インタビューパートでは、髪へのこだわりから仕事に対する姿勢も語られた。


 『VOCE』4月号では、京本がさくら色やくすみカラーのアイテムを使った春にぴったりの「麗しの春メイク」を披露。淡いカラーだけに誰でも取り入れやすいアイテムが、ポイントづかいでここまで映えるのかと感心すると同時に、ベースとなるスキンケアにも力を入れたくなった。つい足し算してしまうメイクだが、持ち前の素材を磨くきっかけにもなった。


 『GINZA』4月号の特集ページでは「swingin’ beat」と題して、京本が歌い、踊るようにしてラグジュアリーブランドの洋服に身を包んだ。スタイルの良さが際立つ細身のパンツを合わせたモノトーンコーデから、ロエベのグリーンのロングコートを泳がせるショット。赤いスウェットにカーキのスカートをスニーカーで軽やかに仕上げたカジュアルスタイルも披露。年齢も性別も問わない、彼らが様々なジャンルの音楽に挑戦するように、ちょっとした壁をひょいと越えるようなスタンスをここでも感じた。ヘアスタイルからメイク、そしてファッションと京本大我はお手本のように存在し、様々なスタイルを教えてくれる。


 ファッション誌の表紙に特集ページと活躍を見せる京本と松村。グラビアでは目や頬、口元を微妙に動かし、演じるようにして様々な表情を見せている。いまにも動き出しそうで、声が聞こえてきそうなほどに体温を感じた。インタビューページでは、自分の考えをはっきりと述べ、彼らの言葉の端々から伝わってきたのは、自分に与えられた仕事に対する真摯な姿勢。そしてユーモアも忘れずに盛り込まれているのも、SixTONESのメンバーらしい。


 SixTONESとして数多くの表紙をデビュー1年目から飾ったのも目を見張るが、個々としてもここまで様々な雑誌にひっぱりだこなのは、音楽や芝居、ラジオやバラエティでのトーク、YouTubeなど見せる6人での時間も含めて、これまでの活動を通して培ってきた表現力、内側から溢れる魅力があるからだろう。一朝一夕には出せない、何層にも重なる彼らの努力が、表情や言葉となって表れる。単なるカッコいいお兄さんではない、決して表面的なものではないのを物語っている。


 このところ、ラジオにバラエティ出演と、少し気を抜くと逃してしまうほどに彼らの露出が続いている。なかでも雑誌はデータよりも誌面で、写真集のように大切に保管しておきたいと思わせる。一冊、また一冊と宝物が増えていくのだ。(柚月裕実)