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卸売管理プラットフォーム「JOOR」の国内商権、伊藤忠ファッションシステムに移管

2022年04月01日 14:51  Fashionsnap.com

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伊藤忠ファッションシステムが、伊藤忠商事およびJOOR社と、JOOR社が運営する世界最大の卸売管理プラットフォーム「ジョア(JOOR)」の日本国内における商権を取得した。

 JOOR社は2010年にアメリカ・ニューヨークで設立し、ファッションブランドの受注および発注業務を効率化を目指してジョアの展開を開始。ジョアの最大の特徴は、ショールームから受発注、決済までがプラットフォーム上でデジタル化されていることと、AIを活用したレコメンド機能や高度な検索機能により、世界中のブランドと小売業者の国境を超えた繋がりをサポートしている点で、現在は「エルメス(HERMÈS)」やLVMHグループなど世界で1万3300社以上のブランドと38万社以上の小売業者に利用されている。
 「JOOR」の日本国内における会員は、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」や「サカイ(sacai)」など350ブランドを超え、2020年から東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO」の参加ブランドの商談サポートを目的とした施策を行っている。伊藤忠ファッションシステムに営業機能を移管することで、長年にわたり蓄積してきたブランド開発支援のノウハウと、ブランドや小売業者との接点を活かして日本市場における展開の更なる拡大を目指す。

■JOOR