コールセンターの仕事を短期間で辞めた経験談が寄せられている。30代女性(神奈川県/年収200万円)は、「1か月の試用期間で辞めたというかクビです。フルタイム、9時から18時勤務で休憩1時間。時給1250円の派遣でした」と明かす。派遣先は家電やパソコンなどのカスタマーセンターだった。(文:林加奈)
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「後でお説教するくらいなら電話対応中に代わってほしかった」
クビになったと聞くと本人に落ち度があったのではないかと思うかもしれないが、この女性の場合は派遣先に大いに問題があったようだ。
「仕事は聞かないと教えてもらえない。社員が1人いるが常に仕事に追われているため、聞きにくい。また聞いてもよくわからない。その社員1人と同じ日に入社した派遣2人(自分含め)でカスタマーセンター回してた」
と明らかに人員不足の状態だ。しかも、
「入社して2週間後パソコンを買ったお客様から使えないとクレームの電話対応に当たり、パソコンの知識がないためどうしていいかわからず、社員に助けを求めるも『いい経験だから』と対応を代わってもらえず、1時間以上怒りの電話をただただ謝って聞いていました」
と理不尽を訴える女性。クレームをただただ聞くのも仕事のうちかもしれないが、研修も商品知識もなしの新規スタッフに客対応を丸投げするのもいかがなものだろうか。別の日には、
「ネックスピーカーを購入したお客様から製品について質問の電話を対応していたところ、お客様から『この製品はどうなのか』と質問され『使い方にもよりますけど、音が小さいです』と正直に答えたところ、社員は一部始終を聞いていたにもかかわらず、その答えで答えたらダメだとお説教。お説教するくらいなら電話対応中に代わってほしかった」
と不満が募る。結果的に女性は1か月で契約終了となり職場を去ることになった。
「(退職の)直前に知ったが、他の部署も社員1人で回してたり、派遣の入れ替わりが激しい会社でした」と内情を綴っている。試用期間でクビとはいえ、そんなに離職率の高い会社なら退職できてよかったのではないだろうか。