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「レッドブルRB18はプリマドンナのよう」とマルコ。フェラーリより扱いが難しいと評す

2022年04月01日 06:20  AUTOSPORT web

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2022年F1第2戦サウジアラビアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)
レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、RB18を「プリマドンナ」と呼び、扱いが難しいもののポテンシャルが非常に高いとの考えを示した。

 2022年F1開幕戦ではレッドブルのマックス・フェルスタッペンがフェラーリのシャルル・ルクレールを追う展開のなか、フェルスタッペンはトラブルでリタイア、フェラーリが1-2で大量にポイントを稼いだ。第2戦ではルクレールと激しく首位を争ったフェルスタッペンが勝利を収めた。

 現時点で今シーズンはフェラーリとレッドブルがタイトルをかけて戦っていくように思われる。マルコは、両チームの2022年型マシンの違いについて、次のように語った。

「フェラーリのアドバンテージは、どのタイヤでも、どの温度でも、すぐに速さを発揮できることだ」とマルコは『Servus TV』に対して語った。
「つまり彼らのマシンの方が性格が良いということになる」

「我々のマシンの方が難しいと思う。プリマドンナのようなマシンだ。だが、正しく扱えば、ポテンシャルを引き出せる」

 レッドブルRB18はストレートで速さを発揮しているものの、パワーユニット(PU)に関しては、フェラーリが優位に立っていると、マルコは考えている。そして、昨年まで強さを誇ってきたメルセデスはいまや3番手に落ちたとも述べた。

「(パワーユニットでは)フェラーリがトップだ。2番目に位置しているのはホンダ、というかレッドブル・パワートレインズだ。そしてメルセデスは珍しいことに3番手に甘んじている」

「フェラーリは特に電気パワーの面でアドバンテージを持っている。今後、ホンダも同様の力を発揮することを期待している」

 マルコは、メルセデスはシャシーの面でも問題を抱えているが、いずれは苦境から抜け出すものと予想している。

「シャシーに関しては、メルセデスが最もバウンシングに苦労している。ブレーキングゾーンを見ると、(ルイス・)ハミルトンの頭が前後にぐらぐらしている」
「とはいえ、(解決するのは)時間の問題だろう」