2022年03月31日 07:01 リアルサウンド
二宮和也主演映画『TANG タング』の追加キャストとして、満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、京本大我(SixTONES)、武田鉄矢の出演が発表され、あわせて特報映像が公開された。
【動画】映画『TANG タング』特報映像
嵐の活動休止以降、初の主演映画となる本作で二宮が演じるのは、妻に家を追い出された人生に迷うダメ男。ゲーム三昧で妻に家を追い出されたダメ男・春日井健(二宮和也)は、わけあって無職で人生に迷子中。ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶をなくした迷子のロボット“タング”だった。大人とロボット、ふたりの迷子が世界をめぐる大冒険の先に、見つけたものとは。
満島が演じるのは、健の妻でバリバリ働く弁護士の絵美。キャリアウーマンの妻と無職の夫という対照的な2人を演じる二宮と満島は、本作が初共演となる。また、健とタングの行動を監視しているミステリアスな男・加藤飛鳥を小手、中国在住のロボット歴史学者の大槻凛を奈緒が演じる。さらに、ロボットやAIに詳しい会社員の林原信二役を、単独での本格映画出演は本作が初となる京本が担当。そのほか、健の姉・桜子役に市川、行方知れずになっているロボット工学の第一人者・馬場昌彦博士役に武田が名を連ねた。
公開された特報映像で映し出されるのは、草原でポンコツロボットを見つけた健(二宮和也)、そして声をかけられて驚きひっくり返ってしまうタング。健を認識したタングは「タ~ング!」と嬉しそうに自己紹介しながら健を見上げる。健とタングの初めての出会いから健とタング、ポンコツ同士の世界を巡る冒険が幕を開ける。タングと手をつなぎ、前をしっかりと見据えて歩く、そんな健を見上げるタング、そして健の涙が収められている。
なお、本作の公開日は8月11日に決定した。
■コメント
・満島ひかり(春日井絵美役)
のびのびと柔らかく面白い二宮さんの存在と、楽しそうに映画を撮っていて朗らかな三木監督のいる現場で、
まるでのび太君としずかちゃんみたいな夫婦を演じました。
タング(ロボット)の出てくる新しい時代の話なのに、かつての怪獣映画を撮影しているかのような、
懐かしい気持ちになりました。
どんな作品になっているのか想像がつかないですが、きっと温かく可愛らしい、
二宮さんとタングの冒険映画になっているのだと思います。
ポンコツロボットのタング君、人気者になるといいな。
・小手伸也(加藤飛鳥役)
三木監督とは、実は大学の演劇サークルの同期で
彼の世界観に僕のキャラがそぐわなかったのか、暫く疎遠だったんですが(笑)
今回、初めて商業映画で一緒に仕事が出来てとても嬉しかったです。
僕たちも、家庭を持って子供が出来て、改めて子供を育てることや
親の葛藤などを描ける年齢になったのかと染み染み思いました。
『TANG タング』は、ひとりのロボットと、二宮さん演じるひとりの大人が出逢い
それぞれの形で成長していく、家族のドラマです。
ご家族で劇場にいらして頂けたら嬉しいです。
・奈緒(大槻凛役)
初めての中国語のセリフやアクションシーンは緊張しましたが、
二宮さんが励ましてくださって、頑張ることができました!
タングと一緒の撮影は本当に新鮮で、とにかくタングが可愛くて。
撮影中も「おはよう、タング!」って声をかけて、ずっと話しかけたりしていました。
近い未来に起こりうる、夢がたくさん詰まった優しいお話。それが『TANG タング』です。
そしてタングがきっと、今の私たちに大切なことを教えてくれると思います。
ぜひ、劇場で楽しんでください。
・京本大我(林原信二役)
これまでたくさんの作品で二宮くんのお芝居を拝見していましたが
この作品で共演して生のお芝居を見せて頂き、鳥肌が立つような緊張感でした。
今後お芝居をしていく中で、きっとこの経験がすごく生きてくるだろうと思っています。
僕が演じた林原は超がつくくらいナルシストなキャラクターなので、
撮影前から独特な決めポーズやしぐさを何パターンも研究して演技に取り入れています。
そんなところもご覧になって頂ければ嬉しいです。公開をお楽しみに!
・市川実日子(野村桜子役)
やる気のない弟と後輩の絵美を心配し、そっと見守っている。
健と絵美夫婦を、そっと…時に強めに見守る健の姉、桜子役で参加しました。
脚本を読んだ時、ロボットとひとの友情という可愛らしいお話の中に、
ドキッとするメッセージが潜んでいるようにも思えました。
そして、キャストのお名前を聞いた時のなんだかワクワクする意外性から、
このチームが乗ろうとしている風のようなものがふっと見えた気がしました。
公開を楽しみにしていただけたらうれしいです。
・武田鉄矢(馬場昌彦役)
人間の生活にロボットが入ってくる、そんな未来の物語。
すでに社会の中にロボットはたくさんいて、もはやそれは単なる機械ではない時代。
私たちがロボットに求めるものは、もうテクノロジーだけではないのでしょう。
「ロボットが友人になりうる可能性」。それこそがこの作品のテーマであり、
そこに向かってロボットを作っていく時代なのではないでしょうか。
『TANG タング』は、日本人の感性でロボットにヒューマニズムを込めた作品です。
ぜひ劇場に足を運んで頂ければ幸いです。
(リアルサウンド編集部)