求人の募集条件として「大卒以上」と記載されていることがある。キャリコネニュースでは「学歴」に関するアンケートを行っているが、今回はその中から
「学歴というのはその人に対する『信頼』である」
と語る、一橋大学出身で20代後半の男性(千葉県/IT・通信系/企画・マーケティング・経営・管理職/正社員/年収500万円)からの意見を紹介する。(文:コティマム)
※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/NPGZ8QF0
「実績として測ることができるものの代表例が学歴」
男性は学歴について、持論をこう語る。
「(就活で)数十分の面接を2、3回繰り返したところで、人間の本質や性格を見抜くのは難しい。そこでその人の信頼性を高めるために、面接で『現在』を測るだけでなく、『過去』を見る。そのひとつが学歴なのではないかと私は感じている」
男性は「『過去』にもいろいろある」とし、「その(過去の)中で、嘘が通用せず確固たる実績として測ることができるものの代表例が学歴なのではないか」という。
「大学の試験を突破するのに必要な努力や知識、論理性などを担保することができると思う」
面接で応募者の全てを知ることはできないが、学歴によって、これまでの努力や培った専門知識などを証明することはできる。
社会人になって実感「大まかに学歴と論理性には相関関係があると思う」
また男性は社会人になってから「学歴」による差を実感したことがあるようで
「私が会社に入ってから感じた経験でも、必ずではないが大まかに学歴と論理性には相関関係があると思う」
と明かした。男性は「もちろん学歴がすべてではなく、学歴が低くても優秀な人もいれば、高学歴でも優秀とは言えない人もいる」としている。しかし就活の際にいわゆる「学歴フィルター」が存在することについては、
「会社が多くの人から数少ない機会の中で社員を選抜する際に、学歴を見るというのはある程度合理的であるともいえる」
と率直な意見を綴っていた。