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エリザベス女王、夫フィリップ王配の追悼式で涙ぐむ 王室ファンら「美しいトリビュート」「強いお方」

2022年03月30日 11:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ウエストミンスター寺院で執り行われたフィリップ王配の感謝礼拝(画像は『The Royal Family 2022年3月29日付Instagram「Today at @westminsterabbeylondon
エリザベス女王(95)が、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた故エディンバラ公フィリップ王配の追悼礼拝に出席した。女王はアンドルー王子に付き添われて寺院に到着し、讃美歌を合唱する際には涙ぐむ姿も見られた。

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ロンドンのウェストミンスター寺院で現地時間29日、エリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップ王配の生前の慈善活動やパトロン活動を感謝する追悼礼拝が執り行われた。

フィリップ王配は昨年4月9日、老衰のため99歳で崩御した。同寺院は、女王が1947年11月に王配とのロイヤルウエディングを執り行い、1953年6月には戴冠式を行った思い出深い場所だ。

女王は昨年10月に検査のため入院して以来、城外での対面式公務を控えている。体調が万全でないため移動するのが難しく、半年前から愛犬の散歩もできなくなったと報じられていた。

今年2月には新型コロナウイルスに感染し、今月14日にウェストミンスター寺院で開催した「コモンウェルスデー記念式典」も欠席したことから、今回の出席についても懸念されていた。

しかしバッキンガム宮殿が29日朝に女王が出席すると確認したことから、最終決断はウィンザー城を出発する直前に下されたとみられる。

英メディア『Daily Mail Online』によると、女王はロンドンにあるウェストミンスター寺院に向かうため、ウィンザー城から息子アンドルー王子とともに車で移動したという。

寺院に到着した女王はアンドルー王子のエスコートのもと杖をついて歩き、チャールズ皇太子の隣に用意された席に着いた。式典には王室メンバーのほかフィリップ王配の親族や友人、慈善団体関係者などを含む1800人が参列した。

ウィリアム王子夫妻の息子ジョージ王子と娘シャーロット王女も出席したが、米国に住むヘンリー王子とメーガン妃の姿は見られなかった。

王配が生前に計画した40分間に及ぶ追悼式の間、女王は立ち上がって祈りを捧げたり、讃美歌を合唱するなどした。

追悼式が終わる前にはウェストミンスター寺院の鐘が鳴り響き、参列者が讃美歌『われらを導く(Guide Me O Thou Great Redeemer)』を合唱すると、女王は涙を浮かべながら立っていたという。その後、女王はアンドルー王子に支えながら歩き、ベントレーに乗ってウィンザー城へと戻った。

エリザベス女王が久しぶりに公の場に姿を現したことに対し、SNSには王室ファンからこのような声が寄せられた。

「美しいトリビュートです。女王が追悼式に参加できて良かった。」
「女王が出席することができて、本当に嬉しい。とても強いお方だ。」
「陛下は美しくて健康的ですね。フィリップ王配への追悼は感動的でした。」
「アンドルー王子が母親である女王の付き添いをした。彼女の愛息の悪口を言うのは止めましょう!」



画像は『The Royal Family 2022年3月29日付Instagram「Today at @westminsterabbeylondon, The Queen was joined by members of The Royal Family」』『Clarence House 2022年3月29日付Instagram「Today members of the Royal Family celebrated the life of The Duke of Edinburgh」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)