女性の消防士や自衛官も活躍する昨今だが、「トラック運転手は男の仕事」「女だから事務」など、いまだに性別によって仕事のイメージが決めつけられることがある。今回はキャリコネニュース読者から寄せられたこんな経験談を紹介する。(文:コティマム)
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「男の仕事」だと思っているのか
神奈川県の50代女性(設備・交通・運輸/契約社員/年収350万円)は、「女だということだけで、就職活動の時に面接すらもしてもらえない事があります」と語る。ちなみに職業はトラックドライバーだ。
「その仕事の出来る出来ないは、本人を知らない他人よりも自分自身が(判断)するものだと思います。ただただ馬鹿にしているというよりは、『男の威厳』を気にするのでしょうが、自分の価値を下げているだけだと思います」
と男社会の思い込みに意見する。
一方、千葉県の40代男性(事務・管理/契約社員/年収200万円)は、「事務職希望していますが、ほとんどが『女性を希望している』と言われる」と嘆く。
「過去に商品管理事務で応募したにもかかわらず、男だからといって『フォークリフトの免許を持ってないのか』とか、倉庫業の現場責任者の職種の話をしだし、面接時はっきり言って不愉快だった」
事務職で働きたくても、いちいち現場仕事を勧められることに、男性は苛立ちを隠せない。最後は呆れたように、こう綴っていた。
「確かに倉庫で働いたことはあるが、必ずしもフォークリフトを使用しての仕事だけではない事ぐらい、同業他社ではわかりそうなもんだけど。その後、『不一致ため』とか書かかれた不採用通知が届いた。こっちから不採用だと感じた」