面接官がうっかり口にすることは、その会社の体質を表しているかもしれない。キャリコネニュースの面接をテーマにしたアンケートには、面接官のこんな失言エピソードが届いている。大分県のある女性(50代後半/サービス・販売・外食)は、10年ほど前に事務職の面接で
「年配の社長の面接官から『あなたは事務をやる顔をしてないですね』と言われた」
と明かす。女性は「服装はスーツではなかったものの決して派手ではなかったし、メイクもスッピンに近かった」「顔のことを言われるとやはりショックです。そういうふうに言われるのならとすぐに自分から退席しました」と顛末を綴っている。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ
「そんなにセクハラが横行している職場なの?」と心配になる質問
東京都の女性(40代前半/事務・管理)は、「初めての転職活動中にあった話」として、
「最初に勤めていたのが法律事務所だったことが理由で、面接時に希望部署の部長さんから『うちは男性が多いけど、何でもセクハラと言って訴えたりしますか?』と聞かれました」
と明かす。前職が法律事務所だからといって、セクハラがなければ訴えるはずもない。女性は不審に思ったようで
「その場では冷静に『そんなことはないと思います』と答えたものの、そんなにセクハラが横行している職場なのかな?と思い、採用辞退しました」
と本音を綴った。その後ハローワークにそのことを報告すると、どうやら随時求人を出している会社で「それだけ人が辞めてるのではないか」との話があったという。
女性は、面接の時点で正しい見極めができたと言えそうだ。最後に「見学に行った際の人事部長さんは対応がすごく優しく親切だっただけに、非常に残念でした」と書いていた。