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「午後のひと時」アクセサリーで表現 ティータイムをイメージ

2022年03月28日 09:01  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

「午後のひと時」アクセサリーで表現 ティータイムをイメージ

 「身につける遊び心」をコンセプトにした、オリジナルのハンドメイドアクセサリーを制作しているayk*regolith(エーワイケーレゴリス)の彩花さん(以下、彩花さん)。


 「『なにそれ可愛い!』と言ってもらえるような作品を作りたいと常々思っています」という作品群は、本来なら留めておくことが不可能な「一瞬」を切り取っているのが特徴。


 先日は、「ティーポット」「ミルクポット」をモチーフにした作品をTwitterで紹介しています。


【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】


 「【New】午後のひと時シリーズ『milk tea』『maccha milk』」


 新作「milk tea」「maccha milk」を公開した彩花さん。「午後のひと時シリーズ」と銘打たれたこともあり、投稿写真に写るのは、紅茶と抹茶が入ったティーポットと、ミルクが入ったミルクポットをモチーフにしたアクセサリー。


 金色の蓋が特徴的なティーポット、反りあがった取っ手が目を引くミルクポットはそれぞれ、「見た瞬間に一目ぼれして、また何に使うかも決めてない中で仕入れたんです(笑)」という彩花さんこだわりのパーツを使用。その下には、紅茶・抹茶・ミルクを連想する雫も取り付けて、中身はレジンを用いて制作したとのこと。


 「当初は『片耳にティーポット、もう片耳に2つの雫パーツ』という構成を考えていたんですが、試作品を撮影してそれを確認したときに、『ティーポットから注いでいるように見せたい』と思い、最終的にこの形にしました」


 制作におけるエピソードを交えながら、本作について語る彩花さん。


 加えて、「紅茶やコーヒーなどにミルクが混ざり合う『マーブル模様』が大好きで」ということもあり、「紅茶」「抹茶」の雫には、ミルクと染まっていく中の「一瞬」を切り取って表現。紅茶の色合いに関しては、5種類もの着色料を使用したそう。


 ミルクポットについては、今まさに注ごうとする「決定的瞬間」を切り取りました。後の投稿では、動画としても紹介されていますが本当のミルクかと錯覚。


 一方で、「アクセサリー」としての機能面も重視しているといいます。「可愛いモチーフだけど、“子供っぽさ”は出ないようにした大人の女性も楽しめるデザイン」を意識しての制作でもあったそう。


 ちなみに先述の雫は、大小異なるサイズに仕上げていますが、ユーザーが着用する際には、その日の気分によって大小の配置を自由に換えられます。その際に活躍する金色のチェーンは、雫がどの配置になっても「可愛い」を感じさせるよう調整を施したとのこと。なおこれは、最も苦心した部分でもあるそうです。


 また、可愛い中でも気になってくるのは、アクセサリーとしての「重さ」。こちらについては、総重量8.5g(ポット5.5g、雫3g)。平均よりも重みを感じさせる規格ですが、実際に彩花さんが着用して検証したところ、約8時間経過しても耳に痛みを感じなかったとのこと。


 その上で、「ピアス穴を開けたばかりの方は、穴が安定してからのご着用をお勧め致します」とのことでした。


 彩花さんが手掛ける作品たちは、「minne(ミンネ)」などのオンラインショップでは販売展開されています。


 しかしながら、個人で活動しているためか、販売数には限りがある模様で、現在は一時的に休止しているとのことです。今後の活動としては、5月に北海道で開催される「札幌ハンドメイドマルシェ」への出展が予定されています。



<記事化協力>
ayk*regolithさん(Twitter:@AykRegolith/Instagram、Tiktok:@ayk_regolith)


(向山純平)