今回のイベントでは、登壇者が「The Final Season」の中で印象深かったシーンを選び、映像を流しながらその理由を語り合うコーナーを展開する。一番手の佐倉が選んだのは、第77話「騙し討ち」のガビにファルコが告白するシーン。選んだ理由について、佐倉は周りの反響が大きかったことを明かす。またシリアスな展開が続く同作の中で、つかの間の“小さな恋”のエピソードであることが印象深いと語り「人間としてのシンプルな未来へ馳せる思いが感じられた」と好きな理由を語った。
すると井上も同じシーンを選ぼうとしたと語り、この流れで告白をしたファルコの行動が心に響いたと述べると、下野もファルコのガビに対する強い思いが、その行動の原動力になったのではないかと同意する。佐倉は「戦いの中で登場人物たちがつぶやく本音とか願いみたいなものが、とても切ない」と重いシーンが続く「The Final Season」の中で、ガビとファルコのシーンの重要性を述べた。
続く石川がチョイスしたのは、第84話「終末の夜」で、ミカサとハンジが対話するシーンだ。最初からミカサの中にはエレンという存在があり、ずっとブレることなく演じてきたという石川は、「The Final Season」でエレンがどんどん遠い存在になっていくことにより、見たことのないミカサが出てきたとコメント。しかしこのシーンを演じ、「エレンに虐殺させたくない」という言い回しがミカサらしいと言い、「まっすぐにエレンを思ってるミカサが好き」と演じるうえでの心が決まったと思えたシーンだったと語った。