学歴は、人によっては一生を左右するものになる。愛知県に住む50代前半の女性は、キャリコネニュースの学歴をテーマにしたアンケートに
「やはり大卒の方が高卒より就職、転職の選択肢が広がります」
と語る。過去に勤めた会社でも、大卒である重要性を実感したようだ。(文:okei)
※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/NPGZ8QF0
「どんなに能力やキャリアがあってもベースは学歴」
女性自身は短大卒(メーカー系、素材・医薬品他/事務・管理/正社員/年収350万円)で、学歴の現実に関して思うところが大きいようだ。「日本の場合、やはり学歴による給料規定のため、職種にもよりますが大抵はどんなに能力やキャリアがあってもベースは学歴」と断言。「だからといって大卒が高卒より仕事ができるとは限らないのですが」と続けた。
また学歴は「出世にも関係してきます」として、「自動車関連大手の会社に勤めていた」当時の実感をこう振り返る。
「どんなに優秀で特許取得も何件も出していて統率力もある社員でも高卒は生涯において係長どまり、仕事できない大卒組が昇進していくというのを目の当たりにしてきました」
人事に理不尽な思いを抱いたことも一度や二度ではなさそうだ。
「子どもにはできれば大学を出た方が良いと話している」
翻って、女性は自身の学歴について「満足かはわからない」と心残りがありそうだ。「中学は学年トップ、高校は地元の1番の進学校を出た」というから優秀な人である。しかし、
「田舎の地方都市で、当時は『女子は学歴高いと可愛げがないから嫁に行けない、短大卒くらいが就職もいい』と言われ短大に進学」
と時代と環境に左右された過去を明かす女性。結論として、「私自身は仕事の優劣は学歴なんて関係ないと思うが、企業はいまだ学歴差別があるため子どもにはできれば大学を出た方が良いと話している」と綴っていた。