3月26日、静岡県の富士スピードウェイで始まったスーパーGT富士公式テスト。GT300クラスでは、今回がシェイクダウンとなったHOPPY Schatz GR Supraが無事に初日を終えたが、もう1台、今季初めての公式テスト参加となった車両がいる。今季からトヨタGR86にスイッチしたmuta Racing INGINGのmuta Racing GR86 GTだ。
■加藤は2005年のセリカ以来のFRも「違和感はない」 muta Racing INGINGは、2021年からCars Tokai Dream28とINGINGがコラボレーションし、ロータス・エヴォーラMCを走らせてきたが、2022年は車両をスイッチ。GT300規定のトヨタGR86を投入し、加藤寛規のパートナーに気鋭の堤優威を起用。新たな体制で挑む。
■目標はシリーズチャンピオン 一方、2021年にたかのこの湯 GR Supra GTをドライブし印象的な速さをみせてきた堤は、GRスープラとGR86の違いについて「昨年の経験をもとに、走り出しを担当させていただきました。そこでGRスープラとの違いを確認させてもらいましたが、やはり元は同じで、基本的な動きの違いはありません」という。
強力なパッケージであろうと推測されるmuta Racing GR86 GTのふたりの目標は「もちろんシリーズチャンピオン」だ。「まわりからもパッケージの評価は高いですし、スポンサーさんに2勝はマストと言われているので(笑)。ミスをしなければ結果はついてくると思っています」と堤はシーズン開幕に向け意気込んだ。