髙島屋が「通い箱」の活用で廃棄段ボールを削減、百貨店業界初の試み

髙島屋が、百貨店業界初の取り組みとして浪速運送およびエコビズと提携し、繰り返し使用できる通い箱「エコビズボックス（EcoBizBox）」を活用することで廃棄段ボールを削減する取り組みを開始した。髙島屋店舗で排出される廃棄物全体のうち約3割を占める段ボールゴミの削減を目指す。

　今回の取り組みでは、エコビズ社が浪速運送を介して髙島屋の取引先にエコビズボックスを届け、取引先は髙島屋への納品にエコビズボックスを利用。使用後は浪速運送が髙島屋からエコビズボックスを回収するという循環型システムを採用した。既に3月から、取引先の1社であるTSIの衣料品納品時にエコビズボックスの使用をスタートしている。今後は、参画する取引先を増やすとともに、将来的には全店に拡大することで、2030年に髙島屋から廃棄される段ボール量のうち3割程度の削減を目指す。