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エリザベス女王、初めて英版『VOGUE』表紙を飾る 「アイコニック!」「女王にふさわしい表紙」

2022年03月25日 11:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

即位70年を記念し英版『VOGUE』で特集号が組まれたエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2021年6月2日付Instagram「Her Majesty The Queen will celebrate her Platinum Jubilee from Thursday 2nd - Sunday 5th June 2022」』のスクリーンショット)
エリザベス女王(95)が今年で即位70周年「プラチナ・ジュビリー」を迎えたことを記念し、英版『VOGUE』の表紙を初めて飾った。ジョージ4世の王冠を被るアイコニックな写真は、1957年にマーガレット王女の元夫が撮影したものだ。

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英版『VOGUE』オンライン版が現地時間23日、同誌4月号の表紙にエリザベス女王の写真が使用されることを伝えた。英時間29日に発売する特別版は、女王が今年で英国史上初のプラチナ・ジュビリーを迎えたことを記念したものだ。『VOGUE』編集部のアーカイブから厳選した写真を掲載し、女王の在位70年間にわたる王室と同誌の関係を振り返っている。

同号の表紙に選ばれたのは、故エディンバラ公フィリップ王配との結婚10年目にあたる1957年に撮影した、エリザベス女王のモノクロームショットだ。撮影は女王の妹マーガレット王女の元夫で写真家のスノードン卿によるもので、女王の頭上にはジョージ4世のために作られた王冠「ジョージ4世ステートダイアデム」が輝くアイコニックなポートレートだ。

ゴールドとシルバー素材にダイヤモンドとパールが配された王冠は「ダイアモンド・ダイアデム」の公式名でロイヤル・コレクション・トラストが管理している。


同誌編集長のエドワード・エニンフル氏は「私が数年前にファッションの多様性への貢献でOBE(大英帝国勲章、Order of the British Empire)を授与された時、私がそれを受け取るという決定が何を意味するのかを、慎重に考えた」と記した。

同氏はその意味について、王室の古い制度が近代化しており、普段見逃されがちな人々の仕事に光を当てようと努力しているからだと説明した。

「最終的に私は、古代の機関が変革のプログラムに着手しているのを見た。もしも彼らが私の仕事に注目し、スポットライトを当てるのに値すると認めたいなら、私の努力は過小評価されている人々にもスポットライトを与えることになる。だから私は安心して、熱心に関与することができたのだ。」


エリザベス女王が表紙となった写真が同誌の公式SNSで公開されると、フォロワーからは「アイコニック!」「素晴らしい。優れた写真だ」「女王にふさわしい表紙。プラチナ・ジュビリーを祝うのが待ち遠しいわ」といったコメントが寄せられた。


しかし過去の写真が使用されたことについて、「どうして現在の画像じゃないの?」「今の女王の姿の方が、もっと象徴的だったはず」「本誌では、女王の近影は掲載してるの?」といった声も見受けられた。

画像は『The Royal Family 2021年6月2日付Instagram「Her Majesty The Queen will celebrate her Platinum Jubilee from Thursday 2nd - Sunday 5th June 2022」』『British Vogue 2022年3月23日付Instagram「#BritishVogue’s April issue pays tribute to the Queen with a special edition cover.」「Princess Elizabeth was a baby when she first appeared in #BritishVogue in 1927.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)