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「基本給が雇用契約書と違う」ブラック企業を退職した男性、労基署に通報

2022年03月25日 06:20  キャリコネニュース

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「今年2月に退職したばかり」という奈良県の40代男性が、キャリコネニュースのブラック企業体験談アンケートに、驚きのエピソードを寄せてくれた。(文:コティマム)

※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV

有給を勝手に振り分け「お前が思ってるほど有給ないで?」

ある運送会社で働いていた男性。退職前に残っている有給休暇を全て消化したいと会社に伝えた。しかし上司の返事はまさにブラックだった。

「『うちは年間休日125日やろ?そのうちの一部の土曜日を出勤扱いにして、そこに有給を振り分けてるから、お前が思ってるほど有給ないで?』と、勝手に有給を消化していると言われショックを受けました」

男性は2月の出勤日が10日ほど残っていたが、その10日は有給消化扱いになっていた。有給の計画的付与だとしても勝手にやるのは問題がありそうだ。男性は「どの土曜日が有給になっているのか分からない」「まぁすごいブラックの会社でした」と振り返る。

「ただいま労働基準監督署から会社に話をしてもらってる最中です」

そのほかにも、「雇用契約書に記載されている基本給も、実際に貰えてる給料より大きく下回ってます」「無事故手当がなぜか少ない。3万円のところが2万円になってる月もありました」など怪しい部分があった。ブラックぶりは「言い出したらキリがない」という。しかも

「フォークリフトを無資格者に運転させたり、出発前と帰庫後のアルコールチェックもありません」

と、ずさんな業務体制も暴露。残業代も実際より少なかったと考えており、今後弁護士に請求してもらうという。その上で、対決姿勢をこう表明していた。

「上記、全て労働基準監督署に申告し、ただいま労働基準監督署から会社に話をしてもらってる最中です」