ギャンブルで借金をして、その後の返済に苦労したというエピソードが寄せられた。ある50代前半の男性(サービス系/正社員/年収150万円)は、キャリコネニュースのギャンブルをテーマにしたアンケートに
「今はほとんど行ってませんが、過去にパチンコ、パチスロに約25年間のめり込み、数百万の借金をしてしまい……」
と驚きの過去を語りだした。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「パチンコなどギャンブルがやめられない人」の体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/VVMEY3CH
「数十万勝ったときの興奮がいつも頭の隅にあり」
数百万円に膨れ上がった借金を、「家族に内緒に返済をしたい」と考えた男性。パチンコ雑誌に載っていた「低金利の金融屋」で借り換えをしようとしたという。ところが、どういうわけか逆に詐欺に遭ってしまった。その結果、
「100万借金が増えてしまい、結局家族に頭を下げ肩代わりしてもらった」
「にも関わらず、寂しさを紛らわすためにパチスロにはまり100万借金をしてしまい、あれから約10年がたった今も返済をしています」
という悲惨な事態に。男性は当時の自分をこう振り返る。
「あの頃は、規制がかかる前だったこともあり、数十万勝ったときの興奮がいつも頭の隅にあり、休みの日は朝から並んだ事も多かったかな」
「でも、最初の借金の怖さもある事から、この中毒を治そうとある施設に足を運んだ」
さすがに自分でもおかしいと思い、治療を試みた男性。しかし「一度きりで長続きしなかった」という。
「いま思うことは、仕事辞めなくて良かった」
その後は、「タバコをやめた影響もあり店に行かなくなり現在に至る」とのことで、結果的にはやめることが出来たようだ。
「その時の借金はまだ返済中。いま思うことは、仕事辞めなくて良かった」
「ギャンブルなんて勝てる訳ない、店で働いている店員や偉そうな支店長など悪どい奴らの懐に入らないといけないから」
と男性は自分を戒める。パチンコ店の従業員や店長が悪者とは限らないが、そう思っていたほうがギャンブルから遠ざかれるのだろう。男性は
「わざわざ出向いて募金していた自分の弱さを恥じるけど、だから同じような境遇にあっている人の気持ちも少しは分かるような気がします」
と他者を思う余裕すら出てきた様子。借金は残ったものの、やめることが出来て何よりだ。