JR東日本、東京～甲府間の全トンネル区間で携帯電話の利用が可能に

JR東日本八王子支社は、中央本線甲斐大和～塩山間におけるトンネル区間の携帯電話不通解消に向けた対策工事が完了し、携帯電話サービスの提供を3月31日までに開始すると発表した。今回のサービス提供をもって、中央本線は東京～甲府間の全トンネル区間で携帯電話の利用が可能になる。


この事業は、トンネル等の人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において、非常時における通信手段の確保など電波の適正な利用を確保することを目的として実施される「電波遮へい対策事業」にもとづき、国の補助金を活用して工事が行われた。



サービスが開始する区間は中央本線の甲斐大和～塩山間のトンネル(トンネル長は約8.7km)とされ、サービス提供事業者はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクとなる。（木下健児）