魚豊「チ。―地球の運動について―」とamazarashiによる“往復書簡プロジェクト”「共通言語」が始動した。
【大きな画像をもっと見る】このプロジェクトは、魚豊がamazarashiのファンであることをきっかけにスタートしたもの。音楽とマンガという異なる表現でありながら、それぞれに現代社会の苦悩や、無情や挫折や絶望、その先にある希望を描いてきた2組のクリエイターが、お互いの作品発表を介して会話するという試みだ。第1弾として、魚豊がamazarashiの新作アルバム「七号線ロストボーイズ」収録楽曲「1.0」に着想を得たイラストを描き下ろした。イラストは、本日より特設サイトにて公開中。
さらに魚豊が描き下ろしたイラストをモチーフに制作された「1.0」のMVが、「チ。」7巻が発売される3月30日に公開。なお同楽曲は3月30日より先行配信される。なお第2弾では、「チ。」をテーマにamazarashiの秋田ひろむが新曲を書き下ろし。「チ。」最終8巻の発売日である6月30日に公開予定だ。
■ 魚豊コメント
敬愛するamazarashiさんとコラボレーションの機会頂き大変光栄です。
氏のメロディとアフォリズムには、そこにしかない手触りと重みがあり、
それらが演出する鋭利な緊張感は、練磨を重ね、新曲においては、確かな包容力へと変換され出力されていました。
"amazarashi"の音楽に共通して宿る、静謐な信念と、多弁な情報量を、少しでも模倣できればとイラストを描かせて頂いた次第です。
それでは私はいちファンに戻り、今後とも作品を拝聴させて頂きます。
amazarashiを聴く事がきっと、私にとって(勿論、他のリスナーの方々にとっても)0から1への大海原を泳ぐ為の酸素になる筈でしょうから。
■ amazarashi・秋田ひろむコメント
『チ。』を読んで打ちのめされて、僕はしばらく落ち込みました。同時に大きな勇気をもらいました。
この作品自体と、登場人物たちの信念と覚悟に気圧され、「ここまでやれる」というゴールラインを遥か彼方に引かれてしまった気持ちです。
時間と情熱の堆積のようなこの作品に、僕らの曲は蛇足かもしれませんが、気持ちを込めて一曲書き下ろしさせてもらいます。
魚豊さん、amazarashiとコラボしてくれてありがとうございます。