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「半・分解展」が渋谷で開催、1740年から1830年代の紳士服を展示

2022年03月23日 14:22  Fashionsnap.com

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アビ衣服標本

Image by: 半・分解展
衣服標本家の長谷川彰良による展覧会「半・分解展」が、渋谷のギャラリー大和田で開催される。会期は2022年4月12日から4月25日まで。入場料は当日券が4000円、前売り券が3300円、早割りが2600円、中学生以下は無料。現在早割り券を公式サイトで販売している。

 同展では、100~200年前の服の内部構造や着心地に着目し、当時の服を半分だけ分解し製作した「衣服標本」を展示。直接展示物に触れることができ、服の裏側に隠されていた構造や布の質感を体感することができる。

 今回は、1740年から1830年代の紳士服をメインに、フランス革命を契機としたロココ様式から新古典主義への造形変遷を紹介。18世紀半ばロココ貴族が着用した金糸と銀で織られた「ウエストコート」、19世紀初頭ナポレオン没後に再流行した手刺繍が全面に施される「アビ・ア・ラ・フランセーズ」、フランス革命後のファッションアイコンとなったイギリスの田舎貴族が着た「リージェンシーテイルコート」などを展示する。このほか、18世紀末のロココ朝において新古典主義の潮流から生まれた女性の上着「カラコ」、19世紀初頭ナポレオンブームによりミリタリールックが取り入れられた女性の上着「スペンサー」、19世紀末ヴィクトリア朝の上流階級の女性が着たドレス「ポロネーズ」など約60点を公開する。
 会場には、衣服標本のパーツから型紙をつくり縫いあげた「試着サンプル」を用意。実際に着用し、当時の着心地を味わうことができる。

■半・分解展会期:2022年4月12日(火)~4月25日(月)会場:大和田ギャラリー住所:東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター 大和田 2階時間:11:00~21:00(初日 17:00~21:00、最終日 11:00~17:00)入場料:早割り2600円/前売り3300円/当日4000円再入場無料、中学生以下無料公式サイト