2022年03月23日 07:01 リアルサウンド
漫画家の慎本真(しんもと・しん)氏が、自身のYouTubeチャンネルで自身の小学生時代から、プロ絵師12年目までのイラストの成長記録を公開。視聴者から反響が寄せられている。
慎本氏は「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」でゲスト講師を務めるなど、技術を伝えることに長けた作家。YouTubeでは家族やアシスタントも出演するアットホームな動画を届け、初級者にもわかりやすいように、イラストや漫画の描き方を伝えている。チャンネル登録者数は50万を超える。
そんな慎本氏は3月19日に「小3~プロ絵師12年目までのイラスト成長記録みたら上手くなるタイミングわかりました!【プロ漫画家イラスト漫画教室】」と題した動画を公開した。冒頭で慎本氏は「最初からイラストが上手かった人はいないはず」と言い、「一体プロってどのくらいのタイミングで上手くなったのかを、今回検証してみたい」と企画の趣旨を説明した。
タイトルに小3とあるが、なぜか小2の頃に描いたイラストを最初に紹介し始める慎本氏。チャーミングな一面が垣間見られたが、そのイラストを見てアシスタントのエスくんは「これには流石に勝っている気がする……!」と自信満々に言った。
続けて小3で挑戦したというマンガを披露。キャラクターのチャーミングさ、そして物語の設定の出来には才能の片鱗を感じる。アシスタント2人が驚く中、慎本氏は「多分それは『ドラえもん』『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』とかを見る中で勝手に学んでいたんだと思う。子供がああいうアニメを見るのは意味があると思うよ」と明かした。
小5になると全身が描かれた人間のキャラクターが登場。かなりクオリティが上がっていて、エスくんは「これにはもう勝てないわ!」と降参していた。中3になると修学旅行の出来事をまとめた、カラーのイラスト集が出てきた。かなり完成度は高く、“この頃、死ぬほど描いてた”という慎本氏も「中学校の時は1年でものすごく変化する」と力を込めていた。
詳しくは動画を見ていただきたいが、慎本氏の成長の過程はイラストレーターを志す人にとって刺激をもらえる内容になっていることだろう。“漫画家になりたい”と考えていた慎本氏の努力の足跡が確認できる映像で、刺激をもらうことができるはずだ。
インフルエンサー事務所「GROVE」の公式プロフィールによれば、慎本氏の生年月日は1988年9月13日。小学校3年生から四半世紀あまり、絵が大好きな少女がたゆまぬ努力を続けた経緯と結果が一目瞭然の動画となり、コメント欄にも「何事も努力してこそ、上手くなるものなんだっていう当たり前を改めて感じることが出来ました!自分もこれからどんどん練習を積んでいきたいと思います!」「とにかく絵を描くことが楽しい!っていうモチベーションがやっぱり絵の上達・長く描き続けるために一番大事なんですね」といった声が寄せられている。
また、イラストの世界だけでなく、何かを目指す人にとって本動画は胸に響く内容ではないだろうか。気になる人はぜひ、慎本氏のチャンネルをチェックしてみよう。