清掃業務は体力勝負の大変な仕事だが、辞めたくなる理由は掃除そのものだけではないようだ。キャリコネニュース読者から、ホテルの客室清掃の仕事を短期間で退職した経験談が寄せられている。(文:林加奈)
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「私より後に入社した人は時給が上がっていた」
40代女性(青森県/年収100万円未満)は、ラブホテルの清掃の仕事を始めたものの、半年で退職することになった。その理由をこう語る。
「人間関係。上の人に目をつけられると社長からも厳しく当たられ職場に行けなくなる。給料は研修期間が終わってちゃんと契約をしたにもかかわらず、研修期間のままの時給だった。私より後に入社した人が研修期間終了後に時給が上がると上司に言われた」
女性は先輩社員から目をつけられてしまったのだろう。その上給料でも自分より後に入った人の方が優遇されてはたまらない。
勤務初日にベテランさんに「遅い」と怒鳴られ即退職
50代女性(香川県/年収100万円未満)は、ホテルの客室清掃で仰天したというエピソードを綴っている。
「すべて素手で掃除。コップを洗うスポンジと洗剤・トイレ用柄付きスポンジと洗剤、同じバケツに入っている。かろうじて仕切りはあり。ユニットバスの拭き上げタオル、トイレもバスも床も同じタオルで一気に。その後その素手で冷蔵庫の中、ポット、アメニティグッズ…備品をセット。もちろんベッドメイクも素手」
お世辞にも衛生的とはいえない仕事のやり方にドン引きした女性は、結局「ベテランさんに『遅い』と怒鳴られ、即日辞めました」と退職を打ち明けた。