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INI、2ndシングル『I』活動曲が決定 「CALL 119」「We Are」それぞれから見えるグループの姿

2022年03月22日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

INI『I』

 4月20日に、INI待望の2ndシングル『I』がリリースされる。1stシングル『A』と同じように、活動曲をダブルリード曲「CALL 119」、「We Are」のうちどちらにするか、MINI(INIのファンネーム)によって決定する施策が行なわれ、投票の結果「CALL 119」となった。


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 3月13日には2曲のTeaserが公式YouTubeチャンネルにアップされ、3月20日からは先行配信がスタート。2曲とも雰囲気が全く違った楽曲で、見えてくるINIの魅力も変わってきそうだ。


 「CALL 119」はヒップホップ調でかっこいい楽曲。1stシングル活動曲「Rocketeer」や、1stシングル収録曲「Cardio」の雰囲気にも通づるものがあり、INIのイメージがより固まっていきそうだ。


 そんな同曲には、どんな思いが込められているのだろうか。2月23日にアップされている「2ND SINGLE Concept Trailer」を見ると、映像の中に「Who am I?」、「What I love?」、「Where I wanna go?」、「Why I’m doing?」、「When I glow?」、「How I feel?」と自分自身に問いかけるワードが多々出てきており、公式HPにも2ndシングル『I』について「自らへの問いかけを通して自分を理解し、もっと広い世界へ僕&僕たちの話を聞かせるという想いが込められています」という説明文が書かれている(※1)。日本においても韓国においても消防機関につながる緊急通報番号である“119”が含まれるタイトルを加味して考えてみると、INIメンバー自身の考えや本当の自分、成長した自分を発見し、緊急事態が如く早急にリスナーに提示していくという曲のように聴こえる。さらに曲調も相まって、自信に満ち溢れている堂々とした姿でのパフォーマンスも見どころではないだろうか。いわゆる“ガシガシ踊るかっこいいINI”が楽しめ、繊細な印象があるメンバーが多いINIの違った一面に期待できそうだ。


 もう1曲の「We Are」は、打って変わって力強くも爽やかなサウンドが特徴。ボーカルチームの透明感ある歌声が非常にマッチしている。また、重めでエッジの効いたラップをするメンバーが多いイメージがあるが、曲調に合わせてひと味違うラップも聴ける。


 さらにTeaserで使われているセットやロケ地も明るく、曲調にもマッチしている。心なしかメンバーの表情もかわいらしい雰囲気だ。このTeaserの冒頭ではメンバーが遠くを見つめている様子もあり、INIの未来を見据えていることが表現されているようにも思える。タイトルも含め、「自分自身に問いかけを続けた結果、進むべき未来を見つけた」と提示してくれていると考えられる。それと同時にメンバーたちが明るくリスナーの背中を押す、希望に満ち溢れた印象もある。


 こうして異なるタイプの楽曲を用意し、MINIに投票してもらうというスタイルを取ったINI。単にリリースするだけでなく、エンタメ性を持たせているのも面白い。次々と違う顔、成長した姿を見せつつ、多くの人々にアプローチし続ける彼らの、2ndシングルでの活躍も楽しみだ。まずは3月26日放送の『王様のブランチ』(TBS系)での活動曲フルサイズ初披露を心待ちにしたい。


※1:https://ini-official.com/news/detail/206(高橋梓)