世帯年収1000万円以上あれば余裕のある暮らしを送れそうなイメージだが、子どもの多い家庭ではそうもいかない。東京都内で暮らす40代後半の男性(サービス系/正社員)は、世帯年収1300万円で4人の子どもを育てており、
「感覚としては年収400万円の独身時代のほうが、ずっと自由にお金を使えた」
と嘆く。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/CPG04M4S
「激安の八百屋に買い物」
男性一家は持ち家のマンションに住んでいる。毎月の住宅ローン返済に加え、子ども4人分の養育費はかなりの負担らしく、
「塾代、食費、生活費とマンションのローンを返すと毎月カツカツの暮らし。オーケーや激安の八百屋に買い物。在宅ワークのお昼ごはんは毎日インスタントラーメンに、もやしまたは野菜。インスタントラーメンも5つ300円以下のもの」
と生活感を綴った。男性は自宅マンションのほか、投資用のマンションも保有しているが「貯金はほぼなし」のため、「4人を大学に入れると考えて、計画的に資金をためている」という。
まさに自らの身を削って貯金に励む男性だが、
「子どもが大きくなるにつれて必要なお金が増え、ランチ代、洋服代の節約では追いつかず。ローンを何とか退職までに終わらせるように繰り上げ返済をしたいが、自信がない」
と不安を吐露していた。