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【3/21~3/27の運勢】3月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2022年03月20日 22:11  isuta

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isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

まーささんによる「上半期の恋愛占い」、星乃せいこさんによる「2022年の運勢グラフ」も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡

「上半期恋愛占い」「年間運勢グラフ」はこちら 今週のおひつじ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

生命への希求

今週のおひつじ座は、見て見ぬふりをしていた、自分の中の“爆弾”に火がついていくような星回り。

旧約聖書の『ヨブ記』には、神さまに従う根っからの善人で大富豪でもあった、ヨブという人物が描かれています。ヨブの異議申し立てに対して神さまは、“口から火を噴く恐ろしい獣、レビヤタンというナイルワニに人間は勝てるのか?”と誇らしげに叫ぶ、無茶苦茶ぶりでした。

そんな神さまに恐れ入ったヨブは、改めて神さまが与えた試練に文句を言ったり、意見をすること自体が許されないのだと悟るのです。そして悔い改めたヨブを、神さまは元の境遇に戻すどころか、財産を2倍に。長寿と繁栄を与えて以前にも増して祝福します。

しかし実のところ、聖書に書かれた最も恐ろしい火を噴く獣とは、レビヤタンではなく、むしろ絶対的な存在である神さまに立てついたヨブに他ならないのではないでしょうか。あなたも、そんなヨブの異議申し立てにこそならっていきたいところです。

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illustration by ニシイズミユカ

胎児の世界

今週のおうし座は、受け継がれ引き継がれしてきた自然の営みに、スッと馴染んでいくような星回り。

「胎盤のぬめりびかりの仔馬かな」(岡田一実)という句のごとし。「仔馬(こうま)」にとって、子宮内に形成される「胎盤」は母親との連絡器官であると同時に、酸素や栄養などを供給してくれる必要不可欠なライフラインでもありました。

この地上に生まれてくる新たな生命はみな、隠れたサポートに支えられて初めて生まれてくることができるのであって、掲句はそうして連綿と紡がれてきた生命の神秘を、なまなましくもさりげなく示してくれています。

あなたもまた、密かなところで自分が生かされてきた存在であり、自分もまたそうしたサポートに少なからず参画していくのだという実感を覚えていきやすいでしょう。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

すすんで迷子になってみる

今週のふたご座は、無意識的な隷従からの脱出を図っていこうとするような星回り。

聖書の創世記には、人間がバビロニアに巨大な塔を建てると、人びとが集まりそこが世界の中心になるものの、ほどなくしてトラブルが相次ぎ、町は壊れ、塔の工事は途中でストップし、神の意志でそのまま廃墟と化してしまったという物語があります。その理由は「彼らは1つの民で、皆1つの言葉で話しているから」。

当時のイスラエルでは家は石で作られていましたから、たった1つの言語で世界をまとめ、「れんが」で作ろうというのは、いわば伝統的なやり方を放棄して、非常に強大だったバビロニア帝国の方式に従うという意味。現代でいうグローバリゼーションにみずから迎合し、隷従していくということでもあるのです。

あなたもまた、いつのまにか自分の中に入り込んでいた、“バビロニア的なるもの”に気付けるかが問われていくでしょう。

続きはこちらから 今週のかに座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

こころからこころへ

今週のかに座は、あえて俗っぽさに全身で浸っていこうとするような星回り。

「春風や闘志いだきて丘に立つ」(高浜虚子)という句のごとし。この句は作者が39歳のころ、それまで小説に傾斜しがちだった路線を変更して、俳句に専念することを表明した句でもありました。そう考えると、あえて「春風や」と切ることで、わざとらしいくらいに緊張感を持たせた理由が分かるはず。

分かりやすく俳句の作法に自分をどっぷり漬けこんでみせることで、自分はこっちの方向で行くぞということを伝えようとしたのでしょう。いったん作者の意図がつかめると、非常に巧い句であるとも感じてきます。

あなたもまた、そんな作者くらい分かりやすく、しかし強烈に、みずからの立場や意向を伝えていくことがテーマとなっていくでしょう。

続きはこちらから 今週のしし座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

心臓的振る舞い

今週のしし座は、「視線が絡む」ような身体感覚を導きの糸にしていくような星回り。

以前なにかのインタビューで、先輩ナースが植物状態の患者さんの顔を覗き込んで、もうほとんど接吻に近いような状態で目を合わせていたのを見たという話を読んだことがありました。そこでは「ある瞬間に視線が絡む」という言い方をしていて、大変印象に残ったのです。

それは単に少し角度を変え、視線をそらし、通過してしまえばそれで終わりという関わり方ではなく、どうしてもそこに押し戻され、引き寄せられてしまうような関わり方をすることが、実際のケアの現場では求められるし、実際に熟練ナースと患者においてはそういう振る舞いが自然と成立していく、ということでもあったのではないでしょうか。

あなたも、いかに「視線が絡む」方へと自身を切り替えていけるかどうかがテーマとなっていくでしょう。

続きはこちらから 今週のおとめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

もつれつつも、ほどけゆく

今週のおとめ座は、この組み合わせしかありえないという、揺るがなさを追求していくような星回り。

「大利根にほどけそめたる春の雲」(安東次男)という句のごとし。「ほどけそめたる」の繊細さが際立っていますが、これは夏のもくもくとした積乱雲とも秋の累々と横たわる鰯雲とも似つかわない表現ですから、やはり「春の雲」でなければ出せない取り合わせの妙だった訳です。

やさしく穏やかな春の空は、どんなフレーズにも嫌味なく付けられる代わりに、注意しないとどこにでもある印象の薄い句になってしまうからこそ、作者のように言葉の組み合わせをきちんと選択し、安易さを避けられるだけの確かな手腕が問われていくのだとも言えるでしょう。

あなたもまた、2つの異なるモチーフを見事につないだ、「ほどけそめたる」のような絶妙な働きを心がけてみるべし。

続きはこちらから 今週のてんびん座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

運命の未知へ

今週のてんびん座は、見知らぬ人間や行き交う人びとの流動に思わず手を引かれ、歩みだしていくような星回り。

『江戸名所図屏風』のような近世の細密屛風には、広大な空間に無関連、無意味に、不必要なほど詳しく、大量の人や建物や服装や乗り物や食べ物、草木や楽器が描かれており、都市の喧噪や雑踏をそのまま室内空間の中のインテリアにしてしまうようなところがあります。

描かれている彼らがどこへ向かっているのか、そしてその後どんな人生をたどっていったのかといった想像がいったん展開し始めると、やがて人形芝居をしている旅の傀儡(かいらい)や乞食坊主らにも飛び火していき、彼らがどこからどんな思いでこの大都会にやって来たのだろうと、波及的に広がっていくのです。

あなたも無秩序にあつまりうごめく幻影に、不安や怖れを抱きつつもどこかで惹かれ、自身もまた連れ出されていくことでしょう。

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illustration by ニシイズミユカ

人間らしくより、生きものらしく

今週のさそり座は、これまで何の疑問も持たずに受け入れてきた慣習や制度を、カッコに入れていくような星回り。

「麦飯の麦こぼしゐる仔猫かな」(後藤夜半)という句のごとし。昭和の時代くらいまでは、犬も猫も味噌汁ごはんや麦飯など、人間と同じものや食べ残しを食べていた。

春というのは、この世界に真新しい生命が数多誕生する季節であり、その初々しさが当たり前のように受け入れている既存の慣習や制度をどこかぼかしてしまう時期でもある。はて、なぜ生きものはご飯を食べるのか。どうして、わざわざ器に盛ったりするのかと、もしかしたら「仔猫」も不思議に思っているかも知れない。

あなたもまた、何気なく続けてきた生活習慣ほど、この機会に曇りなきまなこで、その意味や必要性を改めて見直してみるといいだろう。

続きはこちらから 今週のいて座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

背景を見通す

今週のいて座は、みずからにある種のアハ体験を呼び込んでいくような星回り。

エスキモーのシャーマンから聞き取った話によれば、コウマネクとは、シャーマンが突然体内に、頭の中に、脳髄の中心に感じる神秘の光、名状しがたい灯台、ないし輝きわたる火のことで、それが彼に暗闇の中でも何かを見ることを可能にしてしまうのだそうです。

これは長い準備の結果でありながら、突然「稲妻」のように起きるのが特徴で、ある種のアハ体験とも言えるように思います。闇を引き裂く雷の突然の爆音と閃光は、世界を変貌させると同時に、魂を聖なる恐怖で満たすのであり、それを生き延びた者は、新しい人となり、新しい生活を始めるのです。

あなたにもまた、一時的にであれ見えないものを見ていく瞬間が訪れるかもしれません。

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illustration by ニシイズミユカ

有機物として存在するために

今週のやぎ座は、しばし動きを止めて、ただそこに存在することを感じていこうとするような星回り。

「鉛筆のありて使はず春の雲」(山本一歩)という句のごとし。どこか時間が止まったような句ではありますが、「春の雲」はそんな気分をなだめたり、なにかをして打ち消したりすることもなく、ただ静かにゆったりとそこにある。

「ありて使わず」というマイナスの言葉遣いが、季語の持つ包容力を引き出すことに成功しているのは、作者はもちろん、それを鑑賞する読者の側もまた、そういう存在のありがたさが、少しだけ分かるようになってきたということの何よりの証左でしょう。

あなたもまた、あくせくと手や頭を動かすのではなく、時には何もしないでただそこに在る時間の豊かさにゆったりと浸ってみることの大切さを思い出していきたいところ。

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illustration by ニシイズミユカ

額から芽が生える

今週のみずがめ座は、すすんで生き生きとした交流をはかっていこうとするような星回り。

万葉集にある「吾妹子(わぎもこ)が ひたひに生ふる 双六(すごろく)の 牡(ことひ)の牛の 鞍の上の瘡(かさ)」という歌で使われている「ひたひ」とは、「ひたい」の古語で“おでこ”のこと。「ひた」というのは「ひたすら」とか「ひたむき」という言葉があるように、字を当てれば「直」で、「ひたい」とはものに対しても人に対してもまっすぐに向き合う場所として考えられていました。

「ひたい」の内側にあるのは大脳の前頭葉であり、物事を考えたり記憶したり、アイデアを出したり、感情をコントロールしたりといった、人間が人間らしくあろうとする上で最も重要な部位。古代人は理解した上で、「ひたい」という言葉を使っていたのでしょう。

あなたもまた、「ひたい」を通して/「ひたい」に向かって物事や相手に関わっていくべし。

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illustration by ニシイズミユカ

情をやしなう

今週のうお座は、手持ちの信頼をあらためて温めていこうとするような星回り。

「トランポリン春の空へと子を抛る」(隅田享子)という句のごとし。「子を抛(ほお)る/放る」とは、一見するとずいぶん乱暴な言葉ですが、それもその先がふんわりと受け止めてくれるだろう「春の空」だからこその選択。今のあなたには、作者にとっての「春の空」くらい、本能的に安心や安全を感じている存在が身近にありますか?

昨今の状況から、この作者のように「春の空」のような誰でも知っているような対象に、あえて踏み込んだマイナス表現を使うような芸当はなかなか難しいかも知れません。しかし、それでも不可能な話ではないはず。

あなたもまた、あらためて安心や安全を本能的に感じ取っては、それを深めていくことから始めてみるべし。

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