ビズヒッツは3月14日、「事務職を辞めたいと思うときに関する意識調査」の結果を発表した。調査は2月にインターネットで実施し、事務職をしている500人から回答を得た。
事務職を辞めたいと思う理由で最も多かったのは「仕事が単調・やりがいを感じない」(134人)。具体的には、
「毎日単純作業で変化がなく、働いている目的や楽しみが見出せない」(40代 男性) 「ルーチンワークな作業を毎日やっていると、自分が何も成長できていないのではと感じてしまう」(40代 男性)
などの声が寄せられた。日々の仕事からやりがいや成長を感じることができなければ、今後のキャリアも不安になってしまうだろう。
「どんなに経歴を積んでも給料が上がらない」
2位は「眼精疲労・肩こり・頭痛・腰痛」(68人)で、「マウスで手が痺れて感覚がなくなったり、肩や首の痛みが薬やマッサージでも治らない」(30代 女性)という声も。こうした症状はデスクワークにはつきものだが、あまりにひどいと働き続けることはできない。
3位と4位は「仕事量が多い」(62人)、「人間関係が悪い」(48人)。5位には「給料が少ない・上がらない」(41人)が入った。他職種と比較すると事務職の給料は全般的に安いが、
「若い営業職の方が給料が良い」(30代 男性) 「どんなに経歴を積んでも給料が上がらない」(30代 女性)
という切実な声も寄せられていた。8位と9位には「楽な仕事と思われている」(26人)、「評価されない」(24人)が入っており、事務職の待遇が適正ではないと感じている人がかなりいるようだ。
また、事務職から転職するとしたらどんな仕事をしてみたいか聞いたところ、1位は「接客・販売」(107人)。「人との関わりをもてる」「仕事に裁量がある」「評価や成果がわかりやすい」といった回答が挙げられた。以降、2位「営業」(69人)、3位「工場・倉庫作業」(45人)、4位「IT・クリエイティブ職」(42人)、5位「フリーランス・在宅ワーカー」と続いた。
やってみたい仕事の男女別では、女性の1位が「接客・販売」(89人)で、「もっと人と関わりたい」「体を動かしたい」といった意見が寄せられた。以降、2位「営業」(36人)、3位「フリーランス・在宅ワーカー」(33人)となった。
一方、男性の1位「営業」(33人)で、「仕事の裁量権がある」「頑張りに見合った報酬がもらえる」といった回答があっ。以降、2位「販売・接客」(18人)、3位「工場・倉庫作業」(15人)の順となった。