学情は3月15日、「2022年4月入社の新入社員の勤務形態」に関するアンケート調査結果を発表した。調査は2月にネット上で実施し、企業人事担当者354人から回答を得た。
「テレワークだと、体調やメンタル面の調子が分かりにくい」
新入社員の勤務形態は、「出社」(58.8%)が最多。次いで、「出社とテレワークの組み合わせ」(31.9%)、「入社し一定期間後に、テレワークを実施」(8.3%)、「入社後すぐに、テレワークを実施」(0.9%)となった。また、新入社員以外の勤務形態では61.1%の企業が「テレワークを実施している」と回答した。
最初は出社が必要と考えている企業が多いようだが、人事担当者からは
「テレワークだけでは、OJTが難しい」
「昨年や一昨年など、入社直後からテレワークをしていた社員のアンケートを見て、出社の意義を再認識した」
「仕事に慣れたり、社内の雰囲気を掴んでもらうために、基本的には出社での勤務を予定している」
「入社直後は先輩社員とのコミュニケーションが大切だと思う」
などの意見が寄せられた。
若手社員がテレワークをする際に課題となる点で最も多かったのは「モチベーションの状態をつかみにくい」(75.4%)。次いで「報連相などのコミュニケーション不足」(69.3%)、「作業の進捗状況や成果の把握が難しい」(62.1%)と続いた。「テレワークだと、体調やメンタル面の調子が分かりにくい」、「どんなことを相談して良いか分からず、テレワークでは質問しにくいという社員が多い」などの声が寄せられた。