人が仕事を辞めたくなる瞬間には、どんなことが起こっているのか。キャリコネニュースにも「会社を辞めたい」と思う読者からさまざまな体験談が寄せられている。(文:コティマム)
※キャリコネニュースではアンケート「会社をやめようと思ったエピソード」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/EYERWBZ9
営業職で入社した20代女性 「女なんだから」とお茶出しや事務仕事
営業職の20代女性は、上司の指示に不満を抱く。
「営業で入社したはずなのに、配属当時から店長に何かと『女なんだから』『新卒なんだから』と理由をつけて、お茶出しや事務仕事をやらされた」
さらに「先輩の仕事すら押しつけられるようになった」といい、女性が先輩の仕事をしたことが原因で「その先輩とは言い合い」に。
「それすらも店長に、『先輩に刃向かったお前が悪い』と私の弁解なども聞かずに言われたので辞めようと思いました」
「現場の意見など一切聞かない会社でした」
過去にバス会社の下請けで働いていた40代の男性は、ワンマン社長によるブラックぶりを明かす。当時男性は、空港でバスの荷物室からスーツケースを積み下ろす業務を行っていた。
「人手不足で外国人労働者ばかり。拘束時間も長く、4勤1休のペースで朝6時から夜11時までを3日間やらされる事もしばしば。辞めるまでの3年間で約30名以上は社員が退職していた」
次々と人が辞めていく会社。その原因は社長だった。
「社長はワンマンで、会議の際は毎回1人ターゲットになった社員にひたすら怒号をあげる。社長が現場で働いていた時の話を延々とし、『俺の言う通りにやれ!』しか言わない。その下の部長や課長は社長の言いなりで、更に下の部下を攻撃する。現場の意見など一切聞かない会社でした」
男性には、3年もの間よく頑張ったと言わざるを得ない。