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「家庭菜園」経験者は45% - かかった費用は年間いくら?

2022年03月17日 05:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
タキイ種苗は3月10日、「春の家庭菜園に関する調査」の結果を発表した。調査は20代~30代の男女9,911人を対象に実施したもの。


まず、「家庭菜園での野菜作りの経験」について尋ねたところ、12.4%が「現在、家庭菜園で野菜を作っている」、32.8%が「現在は作っていないが過去に作ったことがある」と合わせて45.2%が家庭菜園の経験者である事が分かった。



現在において家庭菜園をしていない人でも、11.6%が「今年はやってみよう(再開しよう)」、34.6%が「今年かどうかはわからないがやってみよう(再開しよう)」と回答。合わせて46.3%が家庭菜園の実施意向があることも分かった。


一方で、家庭菜園への意欲を示さなかった人に対してその理由を聞いたところ、「水やりなどの管理が大変だから」(37.9%)が最も多く、2位「家庭菜園を行えるだけのスペースが無いから」(31.0%)、3位「家庭菜園を行う時間が無いから」(27.1%)が続いた。



家庭菜園に対するイメージについて尋ねると、「手間がかかる」(49.7%)が最多となり、以下「知識が必要」(39.3%)、「時間がかかる」(32.0%)が続いた。一方で「癒される」という回答も24.8%見られている。


家庭菜園を実施していると回答した中の300人に対し、家庭菜園を実際に始めた理由について聞いてみた。すると、「自分で食べる野菜を自分で作るのが面白そうだったから」(42.7%)、「家計節約のためには(少しでも)自分で野菜を作るのが良いと思ったから」(24.0%)、「趣味のひとつとして野菜づくりは適していると思ったから」(22.7%)が上位に並んだ。


家庭菜園の継続年数は、「1年未満」が30.0%、「1~3年未満」が39.0%と合わせて69.0%が「3年未満」という結果となっている。家族構成別に見ると、一人暮らし層ではさらにその割合が高まり、「3年未満」の人が80.6%にも上る事も分かった。



家庭菜園をやっていてよかったと思うことを尋ねると、1位「育てる喜びを知ることができた」(39.0%)、2位「毎日育っていく野菜を見ることで癒された」(29.0%)、3位「季節や自然に関心が深まった」(23.3%)が上位となった。


一方で、家庭菜園に取り組む中で困ったことについて聞いてみると、1位「虫がつく」(39.7%)が最多となり、2位「うまく育たない」(35.7%)、3位「思った以上に手間がかかる」 (30.3%)が続いた。


この一年間で家庭菜園にかけている(過去にかけていた)金額について尋ねたところ、全体では平均1万8,241円であった。一年間で家庭菜園にかけたい理想の金額では2万1,323円と、3,082円の差額があることも分かった。



男女別では、「男性」(一年間でかける金額:2万5,460円、理想: 2万9,208円)は女性(同:1万1,023円、同:1万3,438円)の倍以上の金額を家庭菜園にかけていることが明らかになった。また、女性は理想との差額が2,415円であるのに対し、男性での差額は3,748円となっている。(フォルサ)