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「バスソルトかも…本物がどうか確認して」自ら通報した間抜けな男、違法薬物所持で逮捕(米)

2022年03月16日 23:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

違法薬物の購入者から驚きの通報が届いた保安官事務所(画像は『The Mirror 2022年3月14日付「Man arrested after asking police to test his drugs because it wasn’t giving him a buzz」(Image: Newsflash)』のスクリーンショット)
今月10日、「この前買った覚醒剤の効きが悪いから本物かどうか確かめてほしい」と通報した男が逮捕されたという間抜けなニュースがアメリカから届いた。男が所持していた覚醒剤はアメリカでも違法薬物として指定されており、所持だけではなく「昔から使っている」などの詳細も自ら打ち明けていた。この男の呆れた行動には「覚醒剤はバッチリ効いていたんじゃない?」など笑いの声があがっているという。『FOX 13 Tampa Bay』などが報じた。

米フロリダ州ヘルナンド郡保安官事務所(Hernando County Sheriff’s Office)に今月10日、1人の男から「メタンフェタミンが本物かどうか確認してほしい」という通報が入った。メタンフェタミンは覚醒剤の一種で、アメリカでも違法薬物に指定されている。通報を受けた保安官らは薬物の違法所持をしている本人から連絡があったことに眉をしかめたが、通報者であるトーマス・ユージーン・コルッチ(Thomas Eugene Colucci、41)がいるという同郡スプリングヒルの自宅に向かった。

そして同日午後7時頃に保安官が到着すると、トーマスは通報に至った経緯を明かし始めた。数日前に地元のバーである男からメタンフェタミンを買って使用したところ効きが悪く、「騙されてバスソルトを買ってしまったのではないか」と思ったという。トーマスは過去にもメタンフェタミンを使用していたことがあると明かし、「使用するとどんな気分になるのか分かっている」と主張した。

自ら犯罪歴を明かしたトーマスは「他の人があの男から“偽”のメタンフェタミンを買ってほしくないので本物かどうかテストしてほしい」と話し、購入したという白い結晶のようなものが入った小さな袋を2つ保安官に手渡した。さらにトーマスは「薬物を販売したあの男を困らせてやりたい」と訴えており、かなり不満を抱えていた様子だったが、その売人の名前や連絡先も告げることができなかったという。

そんなトーマスの要求通り、保安官が受け取った袋に入っていた物質の検査をその場で行うと、両方ともメタンフェタミンであることが判明し、トーマスは違法薬物及び吸引道具所持の疑いで現行犯逮捕された。

この事件を同保安官事務所がFacebookで公表すると、「保安官たちも笑いをこらえるのが大変だっただろうね」「おバカすぎるよ」「しっかり覚醒剤が効いているみたいだけど」など笑いのコメントが多数寄せられた。

また投稿の最後には「もしあなたか知り合いが持っている違法薬物、または他人から購入した違法薬物が本物かどうか疑問に思った場合には、ヘルナンド郡保安官事務所は無料の確認サービスを喜んで提供いたします」と書かれており、ユーモアのある投稿が笑いを誘っていた。

なお過去にもイギリスで、犯行中に緊急通報番号に誤って電話をかけてしまった窃盗犯が逮捕されたという呆れて言葉もないような事件が話題を呼んでいた。

画像は『The Mirror 2022年3月14日付「Man arrested after asking police to test his drugs because it wasn’t giving him a buzz」(Image: Newsflash)』『Hernando County Sheriff’s Office 2022年3月12日付Facebook「Spring Hill Man Calls 9-1-1 to Request His Meth Be Tested for Authenticity」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)