地域のスーパーは主婦のパート先の定番だが、新人の受け入れ態勢がずさんな店に入ってしまうと苦労する。キャリコネニュースの「仕事を即行でやめた人」をテーマにしたアンケートに、スーパーで働き始めたものの、到底なじめる環境ではなかったと振り返る声が寄せられた。(文:林加奈)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
何も教えてくれないのに「そんなことも知らないの?」
以前も別のスーパーに勤めていたという40代女性(宮城県/年収100万円)は、そのスーパーの精肉部でパートを始めると、すぐに違和感を覚えたようだ。
「店長を含め、ほとんどのスタッフが驚くほど口が悪い。裏だからって副店長をお前呼ばわり。仲の良いスタッフに対してはほとんどあだ名(〇〇ちゃん、下の名前をかわいらしく等)。部門長は同じパート。これまた偉そうで口が悪い」
と当時を振り返る。スタッフ同士の「仲がいい」と言えば聞こえはいいが、なあなあでいい加減な雰囲気だったのだろう。また女性はスーパー勤務の経験があったためか、ほとんど何も教えてくれていないのに
「そんなことも知らないの?」「挨拶できないなら雇用期間中でも解雇します」
などと「平気で」言われたという。それを相談できる先もない上に
「私より先に居た部門長含め二人は仲良しこよし。手も口も動かすが私には教えてくれず。なじめるわけもない」
と、新人をないがしろにするような環境に憤りをあらわにしていた。
他にも売り場が整っていないことに気づいて手直ししていると「そんなことをする必要なし」と咎められたという。「大きく売れている店ではないのに……」と女性は納得できなかった様子で
「皆さんが知っている大手スーパー系列のお店で、時給は良かったですが、人間は最悪でした。『何かあったらいつでも戻っておいで』と言われましたが、そんなつもりは全くありません」
と経験談を締めくくった。