エステバン・オコンは、開幕戦バーレーンGPでアルピーヌの新マシン『A522』をドライブする際に、ポーパシングに悩まされることを恐れていないと述べ、チームはマシンのポーパシング問題を掌握していると主張している。
ストレートで発生するF1の新世代マシンの縦揺れは、強大なグラウンドエフェクトによって引き起こされていた。プレシーズンテストではすべてのチームが縦揺れを経験しており、各チームはこの現象に対し独自の対応を行い、さまざまな方法で成功させている。アルピーヌはマクラーレンと同様に、マシン全体のパフォーマンスレベルに影響を与えることなく問題を軽減したようで、今週末の開幕戦に向けて良い兆しが見えている。
「誰もが苦戦している。結局これは新車で理解すべきことがたくさんあるからね」とオコンは『Sky Sports F1』に語った。
「バルセロナではあちこちに信頼性の問題が出たけれど、残りの期間はトラブルなしだった」
「今のところすべて順調だ。フェルナンド(・アロンソ)にポーパシングが見られたけれど、僕たちは解決策を知っている」
「僕の担当日には問題がなかったのでよかった。頭痛薬を飲む必要がなかったからね!」
オコンは、マシンのライドハイトを微調整することで、A522のポーパシング問題は大部分が解決されたと語った。
「これは解決できることだ。車体が沈むと状況は悪くなるし、(バーレーンでは)ターン1での追い風が助けになることはなかった」
アルピーヌのプレシーズンテストでのパフォーマンスを見ても、チームがバーレーンGPで上位を走るとは考えられていないが、彼らは間違いなく、今シーズンいずれかの時点でふたたび優勝を飾ることを目指している。昨年はハンガリーGPではオコンが勝利を手にしたのだ。
「僕たちは(さらなる優勝のために)プッシュしていく」とオコンは述べた。「フェルナンドと仕事ができるのは素晴らしいことだ。(彼と)進み続けて行くことはとてもうれしい」
「またあらゆることを学び、彼と緊密な関係を築いていくことは最高なことだ。僕たちはチームを前進させることができるからね」
「素晴らしい日々を過ごして、進み続けるよ!」