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【3/14~3/20の運勢】3月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2022年03月13日 22:11  isuta

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isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

まーささんによる「上半期の恋愛占い」、星乃せいこさんによる「2022年の運勢グラフ」も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡

「上半期恋愛占い」「年間運勢グラフ」はこちら 今週のおひつじ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

だんだん自分になっていく

今週のおひつじ座は、くすりと笑ってしまえるような余裕と余白を自身にもたらしていくような星回り。

「初恋のあとの永生き春満月」(池田澄子)という句のごとし。おそらく作者は、初恋に破れたあとの悲しみに対する大げさな悲嘆と、その後、紆余曲折を重ねながら生き永らえてきた自分の人生について、半ば苦笑混じりに思い返していたのでしょう。

それは同時に、ときに離反したり、悔いを残しつつも、さまざまな人を愛し、愛されてきた自身の歳月への満ち足りた思いも含みつつ、それをどこか潤んだように輝く春の満月に重ねていたに違いありません。

今週のあなたもまた、みずからの悲喜こもごもの来歴をできるだけユーモアをもって受け止め、語り直していきたいところ。

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illustration by ニシイズミユカ

メタモルフォーゼ

今週のおうし座は、「私」であって「私」を超えた静かな変態を為していこうとするような星回り。

T・S・エリオットの詩「プルーフロックの恋歌」の一節のごとし。小鳥の声に誘われ、促され、そこに響いているはずの「他のこだま」を探し求めて、私は庭へと入っていく。そのとき、不意に空っぽのコンクリートの池に太陽の光線が降りそそぎ……

「そして池は日光のためにできた幻の水で溢れていた すると蓮は静かに 静かに浮かび上がった 水面は光の中心になってきらめいた そして彼らはわれわれの後にいた 池に反射しながら やがて一片の雲が過ぎた 池は空っぽになった 行け と小鳥がいった 葉の茂みは子供たちでいっぱいだから 感動しながら隠れ 笑いを殺している」

実際、誰がこんなふうに庭に入っていったのか、詩では明らかにされていませんが、ここでは言葉によって虚構の世界が生々しい手応えをもって立ち現れてくるのです。

今週のあなたもまた、1つの内面と五感を備えた軽快なリズムによる移動を通して、いかにも自然に新しい風景を創り出していくことになるでしょう。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

自然にならう

今週のふたご座は、できるだけ美しいと感じられるふるまいに、近づいていこうとするような星回り。

「若草にきれいに坐るつまらなし」(髙柳克弘)という句のごとし。それは例えば、1本1本が乱数的に並んでいる掲句の「若草」のように、実際に目にするとなんだか美しく感じられてくる。これが、ペタンと規則的に並んでいたなら、かえってなんだか不自然に感じられるはずです。

逆に言えば、崩して坐る。すなわち、不完全さや未完成さの中にある、理屈からはずれた美しさをみずからの中に見出していくことこそが、「若草」のなかに同じ自然な生命の1つとして坐していくことの、おもしろさなのだということでもあります。

今週のあなたもまた、そうした乱数的な自然のふるまいに、自分のふるまいの足並みをそろえていくことがテーマとなっていくでしょう。

続きはこちらから 今週のかに座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

言葉が先行していく

今週のかに座は、かなしくも人間らしい嘘つきであることに、とどまっていこうとするような星回り。

現代のテレビにおいて1番面白いのはCM(コマーシャル)であると思うことが多いのですが、それはCMの作り手が、しばしば奇想天外な語り手として知られる「ほら吹き男爵」こと、ミュンヒハウゼン男爵なみにサービス精神に溢れているからかも知れません。

「ほら」は文字通り“奉仕(サービス)”であることによって、本人が英雄となることを許さず、人間臭い人間にとどめるのだという言い方もできるでしょう。というのも、真実は人間なしでもそこに存在しますが、「ほら」は人間なしには決して存在しないからです。

今週のあなたもまた、自身がひとつの美しいコマーシャルになったつもりで、存分にほらを吹いてみるといいでしょう。

続きはこちらから 今週のしし座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

いくつかの<私>

今週のしし座は、いのちの使い方に思いを馳せていくような星回り。

「死を怖れざりしはむかし老の春」は、作者・富安風生が数え年で92になった年に詠まれた句。若い時期はともかく、年老いた今は死が怖いという率直な気持ちがこめられているのでしょう。

若い時期は若い時期なりの恐怖はありますが、いまはもう季節に春がめぐってくるように、みずからの命運もあるがままに任せられるようになった。それでも、やはり死は怖い。掲句には、そうした虚飾を捨てた素朴な心情が、かつての自分やその思い出とともに湛えられている訳です。

あなたもまた、継承されていくいのちの流れと共に、おのれを感じていくことができるはず。

続きはこちらから 今週のおとめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

大いなる辻褄合わせ

今週のおとめ座は、自分にとっていちばん大きい「分母」ということを考えていくような星回り。

いまの教育というのは学ぶ内容が細分化され過ぎてしまっていて、何か難しい状況に直面したとき、共通言語を見出せないために想像以上に会話が噛み合わず、なかなか集合知も生みだせない。

例えば、「夕焼けはなぜ赤いんだろう?」という問いに対して、大抵は科学的見地からしか答えが出てきません。でもこれだけでは、「夕焼け小焼け」や「赤とんぼ」などの童謡の歌詞に夕焼けが歌われていて、それは浄土のイメージや「郷愁」などの感情と結びついているとか、人文系の見地とは結びついていかないし、子どもも本当の意味では納得してくれないんです。

今週のあなたもまた、いま頭のなかにある個別的なトピックや思いつきをまとめて“通分”してくれるような、自身の世界観や宇宙観を表現するための普遍的な言葉を見つけていきたいところです。

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illustration by ニシイズミユカ

自我の溶解

今週のてんびん座は、知らず知らずのうちに自分が染まっていた空気や感情に、改めて思い当たっていくような星回り。

「吾も春の野に下り立てば紫に」(星野立子)という句のごとし。春の野の、萌え出た草の色はうつくしい。そして一面のみどりのなかに、紫色が潜んでいるのもこの時期の特徴と言えます。作者はそのことを頭で認識する以前に、からだ全体で感じていたのでしょう。

また、この場合の「紫」というのも、おそらく草から感じられた視覚的な紫というだけにとどまらず、目に見えないところで捉えられた青よりも散乱しやすい短波長のはかなさや、自身を取り囲んで存在している霊的な背景であったのではないでしょうか。

今週のあなたもまた、そうした堅牢に凝り固まっていた自我が、不意に曖昧に広がって溶け出していくような体験をしていくことができるかも知れません。

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illustration by ニシイズミユカ

地球と向き合う

今週のさそり座は、解決できない問題にあえて固執していこうとするような星回り。

いまからおよそ500年前に制作されたデューラーの版画『メランコリアⅠ』には、海のそばの建築中の空間に腰をかけた有翼の天使的な女性が描かれていますが、お世辞にもおしゃれとも優雅ともとても言えない雰囲気が醸し出されています。

美術史家のパノフスキーはイコノロジーの見地から、人間の知恵とテクノロジーの象徴と深く関わると見なし、有翼の天使的な女性はそれらが陥っている深いメランコリーの象徴的存在なのだと考えました。そして人類がいくら認識を深めても、この地球がその把握を超えた「解決できない問題」をつぎつぎと差し出してくるという状況を描いた、一種のカリカチュアとも解釈できるのではないでしょうか。

今週のあなたもまた、できうる限り冷静に知性を働かせることでかえって途方に暮れてしまうような、天使的憂鬱に駆られていきやすい時期なのだと言えます。

続きはこちらから 今週のいて座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

ゆさぶりをかける

今週のいて座は、ここぞというタイミングで思いきり傾(かぶ)いていくような星回り。

「なの花のとつぱづれ也ふじの山」(小林一茶)という句のごとし。富士山という、日本人にとって尊い神さまのような存在を取り上げつつも、「菜の花畑のはじっこに、やっと棒にでも引っかかるかのように富士山がいるわい」というくらいの、じつに痛快な物言いで言い切ってみせる絶妙さというのは、なかなか見れるものではないように思います。

一面をおおう菜の花の黄色に、富士山の青と白が打たれる色彩の鮮やかな対比において、大胆で思いがけない構図のおもしろさと、余計なものを無視して切り捨てる単純化の原理という、日本絵画の伝統に見られる特徴を俳句という言語芸術のうちに見事に表現している訳です。

今週のあなたもまた、一茶くらいの絶妙さで、常識や枠組みをゆさぶっていきたいところです。

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illustration by ニシイズミユカ

開かれ

今週のやぎ座は、新しい文化創造へと踏み出していこうとするような星回り。

フランスの植民地であった、西インド諸島マルティニーク島出身の黒人詩人セゼールは、「白人のことばによって思考を飲み込まされた」として、詩的言語を通じて自身の内なる「ネグリチュード(黒人性)」を解き放とうとした人物でした。

「逃亡奴隷する“marronner”」とは、「島流しにする」という意味の英語「maroon」などに由来するセゼールの造語。それは逃亡奴隷という歴史的事実を抱く文化をあらたに作り直すための足掛かりであり、その実現のための巧妙な戦略でもあったのです。

今週のあなたもまた、他者を巻き込んでいくべく、どれだけ不思議な流動と変異をはらんだ言葉を放っていけるかが問われていきそうです。

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illustration by ニシイズミユカ

矛盾を抱えた結びつきを

今週のみずがめ座は、絶妙なちぐはぐさ加減を楽しんでいこうとするような星回り。

「空腹のあたまに梅の咲いてゆく」(宮崎莉々香)という句のごとし。道を歩いていてお腹がすいたなあと、こころから感じたそのとき、ふと見上げると、そんな心の声に呼応するかのように梅の花が1輪ずつ咲いていった、というわけだ。

1つの固定した視点から知覚された景色を正確に描写しようとしたのではなく、複数の視点から感じられ眺められた自然を、17音という1つの画面の上に並置していったものだと考えると合点がいく。

今週のあなたもまた、異なる視点をこれしかないという仕方で結びつけてみるべし。

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illustration by ニシイズミユカ

花咲く方へ

今週のうお座は、あえて勝たないし、負けないやり方を選んでいこうとするような星回り。

瀬戸内海に浮かぶ小さな島で、人口が400数十人しかいない過疎と高齢化のすすんだ地域でもある祝島は、30年におよび原発反対闘争を続けながらも負けていない稀有な事例なのだといいます。

それはこの島が、人口減少と高齢化を受け入れたから。負けを受け入れ、経済競争から降りることで、生きる戦略を変えたわけです。面白いのは、そんな島にこんな場所で生きたいという若者が移住してくるようになって、かえって人が戻ってきたこと。こうした“弱さ”をてこにして繋がっている共同体のカギになっている思想を、文化人類学者の辻信一は「敗北力」と呼んでいました。

今週のあなたもまた、どうしたらそんな風に敗北力を発揮していけるかということがテーマとなっていきそうです。

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