2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳へと引き下げられます。
法務省民事局参事官室によるツイッターアカウント「成年年齢引下げ公式アカウント」では、成年年齢引き下げに関する様々な情報を公開中。
これから大人になる若者はもちろん、既に成人している人にとっても参考になるんです。
【成年になるとできること】
約140年ぶりに行われる成年の定義の見直し。2022年4月1日に18歳もしくは19歳を迎える人は、この日に新成人となります。
成年とは「1人で契約をすることができる年齢」であり「父母の親権に服さなくなる年齢」。
親の同意を得なくても、「1人暮らしの部屋を借りる」「携帯電話の契約」「クレジットカードを作る」「高額な商品を購入したときにローンを組む」など、様々な契約ができるようになります。
【既に成人済みもためになる情報多し】
ツイッターアカウント「成年年齢引下げ公式アカウント」では、契約にまつわる情報を発信中。
そもそも契約とはなにか。どんなことが契約にあたるのか。
さらには、日常的に起きやすい契約に関するトラブルをクイズ形式で紹介していて、大人にとってもわかりやす~い!
たとえば賃貸契約の場合、
Q:賃貸期間の満了が近づいた頃、大家さんに賃貸借契約を更新したいと伝えたところ、大家さんからは、他の人に貸すので期間が過ぎたら退去するように言われました。
契約では更新の可否については特に決まっていません。どうすべきでしょう?
A:退去しなくてもよい
といった例を提示。
さらには、クレジットカードで起こりがちなトラブル、単純保証と連帯保証の違い、クーリング・オフについて……などをテーマに取り上げています。
【漫画でわかるウェブサイトも!】
成年になると、自分の住む場所、進学や就職などの進路なども、自分の意思で決定できるように!
また、10年有効のパスポート取得、国家資格の取得、結婚なども「できること」に含まれます(※飲酒や喫煙は20歳から)。
法務省では、特設サイト「大人への道しるべ」も公開中。
契約に関することはもちろん、税金やSNSとの付き合い方など、大人になる前に知っておきたい情報が網羅されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
参照元:Twitter @MOJ_SEINEN18、大人への道しるべ、法務省、政府広報オンライン
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ