2022年F1バーレーンテスト2日目、アルファタウリのテストを角田裕毅が担当、前日のピエール・ガスリーから作業を引き継ぎ、終日走行を行った。
角田は、この日走行した15人のなかで最多にあたる120周を走行。これはチーム別周回数でもトップとなる。タイムは1分36秒802(C3タイヤ)で10番手だった。
「多くの周回をこなして走行距離を稼ぎ、重要なデータを収集することができたので、良い一日でした」と角田はコメントしている。
「パフォーマンスランには集中せず、レースシミュレーションに取り組み、ロングランに集中することで、レースコンディションでのマシンの状態について理解を深めました」
「今日はとても風が強く、一日を通して風向きが変化していました。さまざまなコンディションにおいて、このニューマシンのドライビングについてさらに学んでいく必要がありました。適応するのはかなり大変だったけれど、とても楽しかったです」
「全体的にはポジティブな一日だったと思います。作業すべきエリアはいくつか残っていますが、良いベースラインができていると思いますし、明日また走るのを楽しみにしています」
「開幕戦に自信を持って臨み、良い結果を出すために、最終日にはたくさんの作業に取り組む必要があります」
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、午前中はエアロマッピングの作業、メカニカルセットアップのテストを行い、午後にはレースシミュレーションに取り組んだと説明した。
「3種類のタイヤコンパウンドを使い、レースシミュレーションを実施した。これは裕毅にとってもチームの他のメンバーたちにとっても、来週への準備に役立つ作業だった」
「マシンの信頼性は高く、メカニックたちも効率よく改良作業に取り組んでくれた。そのおかげで全プランを完了し、120周、649.44kmを走り切ることができた」
テスト最終日には午前中にガスリー、午後に角田が走行を行う。