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手取り18万円の30代男性、地元に帰るも「この業務内容なら他県だと30万は下らない。また県外に出ようか」と悩む日々

2022年03月11日 18:50  キャリコネニュース

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「手取り20万円以下の人」をテーマにアンケートを実施したところ、コロナ禍をきっかけに故郷に帰って就職したものの、「また県外に出ようか悩んでいる」という声が寄せられた。「コロナ禍になる前は某自動車工場に勤務していた」という男性(未婚/30代前半/青森県)の収入は、現在「手取り18万5000円、年収およそ250万円」だという。

※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22

「若い人の都会進出が深刻な面もあり人手が全然足りていない」

男性は、「コロナが広まり、関東から実家のある東北まで自由に行き来できない辛さ」を実感。契約更新のタイミングで退職。地元の派遣会社の技術社員になったという。

「最初は、地元の高卒で無資格の人が就ける正社員求人より割が良かったため、紹介を受け無期雇用派遣として仕事に就きました」

というが、新しい勤務先は気に入っていないようだ。

「配属先の工場は大手ではあるのですが、まだ工場が出来て年月があまり経っていないということもあり、社内ルールや社員教育が他社に比べてルーズ」 「若い人の都会進出が深刻な面もあり人手が全然足りていない」

など「複雑な要因が多く、一緒に入った同期と話してもあまり良い印象がない仕事、というのが現状」と地味に痛い状況を明かす。地方の給料の低さにも頭を抱えているようで、

「この業務内容で他県の求人なら30万は下らないよね……などと同期と話をしている」

という。その時は「どうもこの『手取り20万円以下』問題は地方の企業にとってはとても難しい問題なのかな……」と思ったそうだ。

生活費も負担増「他県では交通費、家賃、水道光熱費もかからなかったが」

普段の出費が増えたのも痛い。

「他県で寮生活をしていた頃は、通勤は会社のバスで交通費がかからず、家賃も水道光熱費もかからない契約だったので割と不自由なく過ごせていた」 「逆に実家に帰ってきた今は、手取りの減少に加え自家用車で通勤する際のガソリン代、水道光熱費や家賃も出てくる。それ以外の月の出費でアップアップ」

と福利厚生の違いを痛感している。生活費の負担は会社によって違いもあるだろうが、男性は地方の特有の問題と感じているようで

「どうにもならず、親に迷惑をかけてしまっている現状に、また県外に出ようか悩んでいる、というのが本音です……」

と葛藤を綴っていた。