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JR西日本「SLやまぐち号」35系客車の表示札をレトロにデザイン変更

2022年03月11日 17:51  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR西日本は11日、「SLやまぐち号」に使用する35系客車の車両側面に表示している行先と指定席の表示札について、復刻車両にふさわしいレトロなデザインへリニューアルし、3月19日から使用開始すると発表した。


「SLやまぐち号」の35系客車は、「最新技術で快適な旧型客車を」というコンセプトの下、昭和初期に実在した車両を再現し、2017年にデビュー。翌年、鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。

SL現役当時の表示札は、基準となる規定をもとにしつつ、各工場の職人が筆で各板面を作成しており、ひとつひとつの文字の形やバラつきも幅広かったという。「SLやまぐち号」で使用する2つの表示札をリニューアルするにあたり、国鉄時代の鉄道掲示規程を基本とした上で、各種文献や京都鉄道博物館の収蔵品を参考に検討を重ね、同列車の世界感にふさわしいデザインにしたとのこと。


行先表示札は、通常運行時に使用する「白色ベースに黒文字」タイプに加え、遡った時代に取り付けられていた「群青色ベースに白文字」タイプも制作。シーズン初めの3月19・20・21日、ゴールデンウィーク期間の4月29日から5月8日まで、「SLやまぐち号」運行開始記念日の8月6・7日の計14日間のみ使用予定としている。(木下健児)