藤子・F・不二雄「ドラえもん」の愛蔵版全45巻セット「100年ドラえもん」が、ドイツ・ライプツィヒで行われた「世界で最も美しい本コンクール2022」にて銅賞を受賞した。
【大きな画像をもっと見る】第54回造本装幀コンクールで日本書籍出版協会理事長賞を受賞し、「世界で最も美しい本コンクール2022」に日本代表として出品された「100年ドラえもん」。コンクールにはおよそ30の国と地域から500点の作品が出品された。装幀を担当したデザイナーの名久井直子氏は「この本は〈100年先も残ってほしいドラえもん〉が願いでしたが、思いがけず、世界にも広がって、これを機会に、ドイツの皆さんや、この賞で知ってくださった海外の方々が新たに『ドラえもん』と出会ってくださったら、これ以上ない喜びです」とコメント。「100年ドラえもん」の編集チーフを務めた徳山雅記氏は「良い装幀という『どこでもドア』を得て、はるかな距離と、国境を超えて評価されたことをうれしく思います。現在制作中の新企画『100年大長編ドラえもん』でも、さらに美しく魅力的な本づくりを目指していきたいと思います」と語った。
「100年ドラえもん」の好評を受けて制作が決定した「大長編ドラえもん」の愛蔵版全17巻セット「100年大長編ドラえもん」は12月1日に発売予定。装幀は「100年ドラえもん」と同様、名久井氏が担当している。数量限定の受注生産商品となり、5月31日まで全国の書店およびネット書店で予約を受付中だ。
■ デザイナー・名久井直子氏 受賞コメント
ドイツで、素敵な賞をいただけたこと、大変うれしく、感動しています。藤子・F・不二雄先生をはじめ、藤子プロさんや、小学館ドラえもんルームの皆さん、制作現場の方々も含めてみんなでの受賞だと思っています。この本は〈100年先も残ってほしいドラえもん〉が願いでしたが、思いがけず、世界にも広がって、これを機会に、ドイツの皆さんや、この賞で知ってくださった海外の方々が新たに「ドラえもん」と出会ってくださったら、これ以上ない喜びです。
■ 小学館ドラえもんルーム編集長・「100年ドラえもん」編集チーフ 徳山雅記氏 受賞コメント
時間を超えて愛される本を目指した「100年ドラえもん」が、良い装幀という「どこでもドア」を得て、はるかな距離と、国境を超えて評価されたことをうれしく思います。現在制作中の新企画「100年大長編ドラえもん」でも、さらに美しく魅力的な本づくりを目指していきたいと思います。
(c)藤子プロ・小学館