アルファロメオF1チーム・オーレンのバルテリ・ボッタスは、2022年F1バーレーンテスト初日に“充実した”走行ができ、バルセロナテストでの災難からチームは立ち直ることができたと述べている。
アルファロメオF1のシーズン開幕前の準備は、2週間前のスペイン、バルセロナ-カタロニア・サーキットで行われた第1回プレシーズンテストでは多くの問題によって中断され、バルセロナテストでの走行距離は最下位のハースF1についで2番目に少なかった。
しかし、3月10日に行われた第2回プレシーズンテストとなるバーレーンテストでは、ボッタスとチームメイトの周冠宇は合計で120周を走行し、その日の3番目に多い周回数を記録した。そして、報告された問題は些細なものだけだった。
「バルセロナで起きた問題はすべて過去のものになったようだ。ポジティブなことだよ」とボッタスは語った。
「ようやくセットアップ作業ができるようになったし、マシンがどう反応し、どのように動く必要があるかということが実際に分かった。一日を通して進歩を感じて、目にすることができたのはよかった」
「朝には、すべてが順調に進むことを願って緊張していた人が何人かいたけれど、今では満足な表情をしている人がたくさんいるよ」
アルファロメオF1の2022年型マシン『C42』は、高速走行時にマシンが激しく上下に跳ねる『ポーパシング現象』に見舞われており、バルセロナテストでは、ほぼすべてのチームにこのポーパシング現象が起きていた。しかし、アルファロメオはこの問題をバーレーンテストでは完全に解決したように見えた。
「今日は何の問題もなかった」とボッタスはコメントした。
「グリッド全体で妥協したセットアップのマシンが走行していたのは確かだと思う」
「でも、僕たちは快適性や信頼性の点で問題ない状態にある。だからかなりポジティブだ」
午前セッションを担当したチームメイトの周もボッタスのコメントに同意し、順調な一日のおかげで、ようやく重要な走行距離を稼ぐ機会が持てたことを認めた。
「マシンに乗り込むたびに、いつもさらに自信が持てるんだ」と周は説明した。
「今日は僕が初めて十分なロングランを走れた日だけど、まだ学ばなければならないことがいくつかあった」
「でも、ショートランやロングランなどのコンディションを試すことができてよかった。F1では、予選ですべてをまとめ上げることが重要であることは間違いない」
「もちろん、自分好みのセットアップで最終的な構成を見つけるためには、まだ十分な距離を走行する必要があるけどね」